子どもをついつい叱ってしまう・・・感情的になってしまう・・・
笑顔で子育てをしたいはずなのに、ついついいつも怒ってばかり。なんて自己嫌悪に陥ってしまったりすることありませんか。
叱ることで子供の行動は改善しないことが研究でわかってきています。
ではどの様に接することが子供の成長につながるのでしょう
子供は失敗することで成長する
大前提として当たり前ですが、大人が当たり前にできることを子どもはできません。だから当然当たり前に失敗します。親としては「なんでできないの?」「教えたよね?」と思ってしまいますが、言われたことを一度で理解するほど子どもは器用ではありません。何度もチャレンジすることで失敗したことを改善して成功できるように成長しています。
この成長の過程で叱ってばかりいると行動も萎縮してしまうので、チャレンジすることをやめてしまい、失敗する機会が減って成長のチャンスが奪われてしまいます。
成長を期待すればこそ、叱る事は辞めましょう
叱らない方が成長が早いかもしれません。
子供を一人の人格として認める
子供を自分の思い通りに動くことを良しとしている方も居るかも知れませんが、子供だって一人の人間です。何かを行うときは意見を聞く。相手の気持ちを考えて発言するなど、一人の人格として親の私たちが認めてあげましょう。
子ども達が気になるような行動をした時も、すぐに叱ったりせず、意見を聞く様にします。
意見を聞くときのコツは、話の途中で否定はしない様にすることです。子ども達にも行動する理由があります。その理由を聞いてあげて、失敗した場合は「なぜ失敗したか」「どのように行動すれば良かったか」を振り返って考えることで、萎縮する事なく次の行動につながっていきます。
出来たことを伝えてあげる
子どもだって出来ないことはわかっています。出来ないことを責めても仕方ありません。できないことを親に言われるので、仕方なく練習して出来るようになるかもしれませんが、もともと「出来て当たり前」と思われていることをできただけなので、子どもには達成感がありません。
出来ないことを責めるのではなく「出来るようになった事」に注目して、出来たことをほめてあげましょう。ここで言う「ほめる」は子供をおだてたりするわけではなくで「出来るようになったね!」と事実を伝えるだけで十分です。”パパやママに見てもらっている”と言う自信だけで子どもはドンドン伸びていきます。
叱るも大切
普段から叱っていると、いざ本当に叱らなければならない場面で、本気度が伝わらなかったりします。普段は叱らず、ほめて伸ばす育て方をしていると、”叱る”ときの効果は違います。
叱るのが良くないって言いますが、本当に危険な時は叱ります。
命の危険がある
ふざけて道路に飛び出したり、歩道で友達とふざけて前を向いて歩かなかったりと、命に危険が及び可能性がある場合は当然叱ります。「命の大切さ」を知ってもらう必要があるからです。
人を傷つける
相手を叩いたりするような物理的に人を傷つけることもそうですが、言葉や行動など相手の心を傷付ける行為も同様に叱ります。
NGな叱り方
叱る時は感情的にならずに、「なぜ叱っているのか」の理由を子どもが理解できる様に説明してください。
怒らない
叱ると怒るは違います。”怒る”は自分の感情を相手にぶつけているだけです。ましてや子どもに感情をぶつけると、相手も萎縮してしまいます。”怒る”のでは無く自分の感情を抑えて叱るのです。そして叱るときは、何故叱っているのかの理由を伝えましょう。
人と比べない
「〇〇ちゃんはできるのに」などと人と比較して叱るのは、親のエゴでしかありません。人と比べても何にも意味がありませんし、「私は周りの人と比べると劣っている」と変な劣等感を与えてしまう事がありますし、本人の人格の否定にも繋がりますので、絶対に比べるのは辞めましょう。
人と比べるのではなく、出来なかった過去の自分と比べてあげます。「できなかった事ができる様になったこと」に注目してほめてあげる様にしましょう。それによって「私はやればできる」という自己肯定感が高まります。
叩かない
叩くことは絶対に辞めましょう。極端に感じるかも知れませんが”叩くこと=暴力”です。
叩かれて育つと自分の周りの友達も叩く様になります。「口で言っても分からないから叩くしかない」という人もいますが、叩くことで与えられるのは”恐怖感”だけです。恐怖で行動を支配することは叱っているとは違います。しっかりと話し合いをすることで理解を深める努力をしましょう。
まとめ
子育ては親育てでもあります。叱っちゃいけないと解っていても叱ってしまい、自己嫌悪になってしまうこともあると思います。パパやママも人間です、叱らない子育ては自分を変えるチャンスでもあります。
親である私たちは子供達に精一杯の愛情を注いであげましょう。その愛情に叩いたりする暴力や言葉の暴力は必要ありません。子供の失敗を正面から受け止めて、成功に変えるチャンスを与えましょう。愛情の量だけ子どもは成長していきます。そして子育ての時間は思ったより短いです。楽しんでいっぱい愛して子育てをしていきましょう。
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