営業の新しい形として注目されているインサイドセールスですが、どの様な人が向いているのでしょうか、今後求人も増えてくると予想されているインサイドセールス。
インサイドセールスに向いている人は、営業経験が必要だったり、電話対応経験が必要だったりするのでしょうか。
どのような人が向いているのか、自分がインサイドセールスに向いているのかチェックしてみましょう。
インサイドセールスに向いている人
直接面談が苦手
インサイドセールスは電話とメールで顧客とのコミュニケーションを取り、リードという見込み客を作り、それをフィールドセールスへ引き渡すことを目的としています。
顧客との接点は電話かメールが主体となるので、面談して直接コミュニケーションを取るのは緊張してしまい苦手だが、電話やメールなどの間接的なコミュニケーションが得意な人は向いていると言えます。
地道に仕事をすることが好きな人
インサイドセールスの手法は電話であれば、相手と話すスクリプト(台詞)があり、メールであれば定型文があります。
リードを作り出すためには多くの会社に対して広く継続的にアプローチをし続ける必要があり、その業務は日々同じことの繰り返しのように感じてしまう事も少なくありません。
プライベートを話しするのが苦手で、私情と仕事を分けて考えたい人、同じ仕事をコツコツと継続することに喜びを感じる人は向いている仕事です。
聞き上手であること
インサイドセールスの電話やメールは、相手にとっては自分の仕事と関係の少ないアプローチの電話だったりするので、不信感や不快感を持っています。
あんなアウェイな状況の中から、こちらのメッセージを簡潔に伝えて何に困っているのか、どこにニーズがあるのかを聞き出す必要があります。そのためには相手の話を聞いて信頼関係を構築することができる、聞く力が求められます。
楽観的に捉えること
インサイドセールスは成約に至る確率が高くないことが多いです。電話しても繋がらない場合や電話が繋がっても話を聞いてもらえないことが多く、メールは開封さえしてもらえない確率の方が高いです。
インサイドセールスを行う中で、一本の電話や一通のメールを無視されたことで毎回心が折れてしまっていては体と心が疲れてしまいます。失敗したとしても「失敗から得られるもの」に目を向けて楽観的に捉える力が求められます。
インサイドセールスに向いていない人
デスクワークが苦手
仕事は現場が楽しい、体を動かしたい、という考えの人は向いていません。基本的に朝から晩まで事業所の中での業務が中心となるので、体を動かすことを主として働きたい人は向いていない仕事です。
人と人との付き合いが好き
インサイドセールルスは、営業の仕事を分担して行うために、個人的に関係性が深くなることがあまりありません。お客さんから「〇〇さんに頼みたい」と言われることはまずありませんので、人間として付き合っていく営業スタイルを好む人には向きません。面前でのセールスや、顔を合わせての商談が得意な人は、インサイドセールスよりフィールドセールスが向いています。
データ入力が苦手
インサイドセールスはKPI(目標)を設定して、セールスデータをその都度入力しその進捗の判断をします。データの入力がされていないと、組織として機能できなくなりますのでデータは非常に大切です。データをマネジメントすることが苦手だったりPC操作が苦手だったりする人はストレスになってしまう事もあります。
インサイドセールスのプロフェッショナルは少ない
インサイドセールスの経験者や知見を持っている人は、非常に少ないのです。これからインサイドセールスの経験を持ちそれを自分のスキル、強みとして転職に活かすことは非常に有効です。
今後はセールスをする側の企業の営業スタイルは、営業マンが一から十まで行う非効率なテレアポの様な営業スタイルより、効率的にチームとして動けるインサイドセールスを活用した営業組織に変化していきます。
インサイドセールスの導入や立ち上げを学ぶことで有利なスキルになります。新しい働き方として身につけてみると面白いスキルかもしれませんね。
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