多数決の盲点を理解しよう

会議などの場で皆さんの意見を取りまとめる多数決。

使いやすというか、反対意見の方の数が少ないので不平不満が出にくく、打ち合わせの場をまとめる人の立場的にも使い勝手が良いので使う機会が多いのではないでしょうか。

この多数決、当たり前ですが決定する矢印は多数派の意見向いて、少数派の意見には向かない。当たり

前のことですがみんなが理解していたりする方が賛同しやすく、理解が足りない方が賛同されにくい。

 

見方を変えると

古くて知られていること VS 新しくて知られてない事

の場合は

みんなが知っている古い方に票は流れ、まだ知っている人が少ない新しい事について票が入らない

と言うことが起きてきます。

 

この情報の流れるスピードの速い現代で、古いほうが選ばれると言うことは正しいことでしょうか?


ビジネスだとすれば

昔から営業していて実績のあるビジネス VS 実績はないけど今後の可能性が期待できるビジネス

となります。後者を選ぶ方が良いはずなのに、実績に囚われてしまう会議の場では前者の方に票が集ま

り、結果として新しい事業に取り組むことが遅れてしまう。と言うことになります

 

企業が大きくなって事業スピードが落ちる原因がここにあります。上司の顔色を見て置きにいく回答を

した場合、実績がある事に価値があるためです。事業のスピードを上げる場合は、ワンマン経営者やワ

ンマン事業部長を演じ、多数決などは取らずに、事業発展の可能性が高いことはこっち。と組織を持っ

て行った方が効率的です。この場合はその結果に責任が伴いますが、それが責任者としての使命です。

逆に言えば、多数決によって導き出した答えに対しては、その責任の所在が曖昧になる。と言う欠点も

併せ持ちますので、注意したいところですね。

 

多数決は決して”正しい結論”に多くの票が集まる訳ではないことを理解して利用したいものですね。

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