夫婦で長い時間をすごしていくと、お互いの会話が少なくなってしまったり、子供がいないと場が持たなくなってしまったり、どのように過ごせばいいのか解らないまま寂しい時間を過ごしてしまうこともあるかもしれません。そんな時間があってももちろんいいのですが、会話を増やす行動をしてみてはどうでしょうか。
会話がなくなってしまう原因
ちょっとしたお互いの意見の食い違いから言い争いになってしまい、そこから会話がなくなってしまう事もあります。ではどんな事が原因でトラブルになってしまうのでしょうか
子供の教育や将来について
習い事や塾に通わせることに対してのお互いの考えの違いや、遊び方なども育った環境の違いなどにより教育方針については様々な考えがあります。お互い譲れないからこそ言い争いになるのかも知れません。
生活態度が悪いと感じる
靴下を脱いだら脱ぎっぱなし、食器も食べっぱなし、家事を全くしない。これも言い争いの原因になります、疲れから動けないのはよくわかりますが、頑張ったのはどちらも同じです。疲れてお互いの思いやりの気持ちが少なくなっているから言い争ってしまいます。
言葉遣いが乱暴
「うるさい」「関係ない」「どうでもいい」このような相手に対して無関心を意味する言葉は、自分のイライラを相手にぶつけているだけで何の為にもなりません。
疲れている時に話しかけられるとイライラしてしまう事もありますが、「今忙しいからちょっと待って」と一呼吸置いて話をすることで乱暴な言葉を抑える事ができます。
一度関係が悪化してから話しかけようものなら「負けた」様な気になる方も多いと思います。とは言え長期戦になってしまうと謝るタイミングを失ってしまいますので、2〜3日中には仲直りするようにしましょう。”仲直り”する為には言葉がやはり重要ですまずは声かけから始めましょう。
会話を増やす3つの方法
会話を増やす方法は、とても簡単です。先入観を持ったり「恥ずかしくてできない」と決めつけることなくまずは実践してみてください。
人間の基本は「挨拶」
相手が誰であっても会話の基本は挨拶です。
朝起きたら「おはよう」寝る時は「おやすみなさい」は基本です。
会話が少なくなっていると感じたら、まずは挨拶から始めましょう。
朝に明るく「おはよう!」出かける時に「行ってきます!」だけでも十分です。
挨拶は自分が敵ではないことを証明する言葉です。例え朝に挨拶の返事がなかったとしても、帰ってきたら「ただいま!」と普段より1オクターブ高めに言ってみてください。案外「おかえり」と普通に返ってくるかも知れません。
挨拶をきっかけとして、自分の反省点をしっかり言葉に出して「ごめんなさい」と謝ることで、相手も自分の過ちを認めやすくなります。話すときのポイントはスマホを弄りながらではなく、相手の目を見て話しましょう。相手の話を聞くときも同じです。スマホやテレビを見ながらの”ながら”はダメです。子供の話をながら聞きしないですよね。誰に対しても子供の話を聞く気持ちで聞きましょう。
隣に座る
結構簡単な様で実は結構ハードルが高い様な気がしますが、自然な感じで隣に座ってみましょう。結婚前は普通に座っていましたよね。変なプライドは役にたたないので捨てましょう。
向かい合って話をするよりも隣で話をする方が人は仲間意識を持ちやすいので安心して話ができます。隣に座られて”敵だ”とは認識しないものです。話すことができない場合は無言で隣に座るだけでも貴方の想いは伝わります。
可能であれば手を握ったり、肩を触ったりとスキンシップをしてみましょう。スキンシップにより幸せホルモンと言われる「オキシトシン」が分泌されます。オキシトシンは幸福感やストレス緩和、信頼関係改善に効果があります。
わかってあげる
自分中心に考えて「何もわかってくれない!」と言う考えを持つことはやめましょう。相手中心で考えてあげることで、口下手な人でも相手に想いを伝える方法はいくらても思いつく様になります。
例えば好きなスイーツを買ってきたり、欲しがっていた服をサプライズでプレゼントしたりなど。お金をかけなくても出来る事もあります。炊事が大変そうならご飯を作ってあげることだってできます。作れない男性は買って帰ってもいいです。
相手を思う気持ちから出る行動は、たとえ空振りしたとしても悪い気はしません。「わかって欲しい」ではなくて「わかってあげる」が大切です。
普段から「ありがとう」
普段から感謝の気持ちを伝えましょう。日本人の「ありがとう」と言う回数は平均で7.5回だそうです。10代の男性は7.8回言うのに対して50代の男性は4.3回だそうです。男性は年齢を重ねるごとに感謝の言葉を言わなくなるのです。
「ありがとうなんて恥ずかしくて言えない」と言う気持ちも分からなくはないですが、貴方は「ありがとう」と言っている成人男性を見て「恥ずかしいやつだ」と思いますか?思わないですよね。ありがとうが恥ずかしくて言えないのは貴方の勝手な幻想です。
「ありがとう」を言っている人の方が実はストレスもなく幸福感が高い傾向があることがわかっています。
パートナーの普段の行動は当たり前にしているわけではありません。貴方に対しての想いから行動してくれているのです。掃除してもらって当たり前、ご飯を作ってもらって当たり前ではないのです。
「ありがとう」の反対は「当たり前」と思う気持ちです。
積極的に「ありがとう」を使って幸せな夫婦生活を過ごしましょう。
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