就活でうまくいかないのは当然理由や原因があります。
就職試験は80点以上合格!というラインがある訳ではありません。新卒採用をしている多くの企業は採用枠がありその採用枠の中で会社に合うであろう人材を選んでいます。ですので就職試験は競争試験です。合格するためには同じ会社を希望する学生より一歩先を行く必要があります。
面接で話す内容を準備する
面接で聞いてくることはある程度限られてきます。
なぜ限られるかというと、想定できることに対して対応する能力があるかを見ています。
社会人として10人中7、8人が出来ることができないと会社として統制が取れません。当たり前のことを当たり前にできるかを見るために、あえてセオリー通りのわかりきった質問をします。
この質問の代表例としては
「学生時代に頑張っていたことは何ですか?」ですね。
この質問の真意は会社員としてリーダーシップをとっていくことができるか、過去の経験から聞います。自分が過去にどんなことをしてきたのか、ということを中心に話をして下さい。具体的には数字で比較できるように回答し、その数値に変化するためにとった行動を説明するのが良いでしょう。
例えば、サークル活動であれば、活動規模を20人から40人に増やした、増やすためにはどの様な行動をしたか、なんてことを話して貰えばいいです。
「こうしたかった」とかの理想論や実際にしていないことを話しても意味がありません。理想論を話しても行動していないで口だけの人、と思われますので言わない方がいいです。
質問例は、就活サイトなどでたくさん出てきますので、それらのサイトで出てくるような一般的なものについては網羅しておいたほうがいいでしょう。調べていること=就職したい熱意にもなります。そして自分の回答は文字に起こして何度も練習しておく様にしましょう。極端ですが、実際の面接で反射で答えられるぐらいにしておくといいです。緊張すると頭にあっても言葉で出てこないので、これは練習しましょう。
それと、不思議と練習量は面接官に伝わります。見ててわかります。
話し方や伝え方
話す内容は、文字に起こして練習したとして、頭の中で覚えた言葉をそのまま発していては伝わりません。話に抑揚をつけたり、身振りを足したりしましょう。
身振り手振りは意外と練習しないと出てこないです。ましてやぶっつけ本番では難しいです。聴き手にとっては身振りを加えると話に納得感が出ます。話す側にとっては、緊張して話すスピードも早くなることを抑える事もできます。
座る位置と聞く姿勢
合説や企業単体の会社説明会でもそうですが、聞き方も大切です。
まず座る位置ですが会場の一番前列の会場にもよりますが左側か右側から詰めて座るのがいいです。奥の方に座るのは論外です、その会社に就職したいのなら当然前で聞きたいですよね。逆にいえば前に座るだけで注目されるので得です。
姿勢は当たり前ですが足を揃えて背中は背もたれにつけないで座ります。時間と共に崩れてしまわぬように注意してください。服装髪型も清潔感があるように。
会場の周りでも気を抜くことのない様にしてください。会社の人が見ていたりします。正確にいうと見る気がなくても、リクルートスーツは目立ちます。見られている意識を持ちましょう。
逆質問もある程度準備を
企業側から見た就活生あるあるですが、会社からの質問にハキハキと答えていた就活生が会社に質問ありますか?と聞いた途端に戸惑ってしまうことがあります。
企業側からしてみれば「就活生の疑問は解消してあげたい」と思っているので疑問質問は聞きましょう。とは言え緊張していると、自分に対しての質問が終わった段階でホッとしていて、自分からの質問事項が飛んでしまうので、これも準備しておくといいです。
準備を怠ると、HPに載っている様な情報を質問してしまい、調べてないことバレバレになりますので、企業情報をチェックして準備しておくことをお勧めします。
一番は自分らしく笑顔でプレゼンすること
一番企業に伝わるのは、自分のことを自信を持って笑顔でプレゼンすることです。企業側の決めては一緒に働きたいかどうかです。緊張しているのも、笑顔が引き攣ってしまうのも企業はわかっています。その中で「この人と一緒に働いたらおもしろいかも」と思ってもらうことが決め手になったりします。企業に入ったら今までの自分の知識や経験を使ってこんな事をしたい!という様な青臭くても自分がその企業にどの様な事をできるのかを話しましょう。
逆にその企業に入りたい想いを熱く語っても意味はありません。「御社に入ったら一生懸命働きます」的なことを言っても相手の会社に響かないばかりか「自分のことを最優先に考えている人」という見方をされてしまいます。
プレゼンテーションは自分を売り込む唯一の場所です、ここで決めなきゃなりません。
恥ずかしいと思わず何度も練習しましょう、面接は回数を重ねること、場数を踏むことが最大の練習です。
周りと比べても仕方ない
どうしても周りの友人が内定をもらった。なんて話を聞くと焦ります。社会人となってからは、同級生とかはあまり関係ない生活になります。気にしないで自分の働きたい企業を選んで進みましょう。大企業だから良い会社という時代でもありません。中小企業の方が自由がきく場合も多いですし出世のチャンスも多いです。周りに惑わされることなく就活してくださいね。
あらゆる機会を最大限に利用しよう
就活向けのイベントは多数存在しています。リクナビやマイナビが全国各地主催している大型の合説や地域の企業団体が主催している規模が小さいものまで様々です。まずは自分のアンテナを広げて広く情報を収集しましょう。小規模なイベントは調べてみると結構ありますし個別に就活をサポートしてくる団体なども結構あります。就活生向けキャリアイベント実施中【dodaキャンパス】、IT求人ナビ新卒などなど。とりあえず連絡して情報収集してみるのが一番です。
企業を知る機会をたくさん持つことは大切です。自分が知っている企業数が少ないと就活の分母が少なくなり、その限られた分母の中での企業選定になりますので視野が狭くなります。例えば大企業や大手上場企業のみを希望している場合でも、今は小さいけれど将来有望な企業や売り上げ規模は小さくても働きやすい環境の企業など、中小企業でも魅力的な企業も実は結構ありますので、地域の就活イベントにも積極的に参加することがおすすめです。
分母を大きくすることも就活成功の鍵になりますので多くのイベントに参加して、たくさんの企業に触れてみてはいかがでしょうか。
就職は社会人としてのスタートでもあります。広い視野で自分にとって働きやすい最良の企業を探してください。
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