部下が指示待ちになっているのは上司の責任【改善方法】

「指示待ち人間」って聞いたことありますか?

 上司に指示されたことしかしない(できない)人のことをいいます。指示待ちの人が多いのは世代だと考えている人がいますが、全然そんなことありません。実は上司がしっかりとマネジメントできていないことが原因のことがほとんどです。

 指示待ち人間を作っているのは、部下が悪いわけでも、ゆとり世代だからでもありません。
上司がしっかりとマネジメントできていないからなのです。

「ゆとり世代だから」は間違い

「ゆとり世代だから指示待ちになる」とイメージしている人がいるかもしれませんが、ゆとり教育だから指示待ち人間ができたというのは、間違いです。

「ゆとり」という言葉が悪いイメージを持ってしまっていますが、本来ゆとり教育の目的は”生きる力”を身につけることです。

”生きる力”とは、社会が変化しても生き抜くことができる普遍的な力のことで、自分で考え、課題を発見する、解決に向けて行動する力を備えることが目標とされていました。

また、他人と関わる能力も重視されていて、コミュニケーション力やチームワーク、協調性なども教育目標として掲げられています。

 それまでの「詰め込み教育」から「ゆとり」を持ち、家族との時間や課外活動の時間を増やし個性や生きる力を伸ばす、ということを目的としていましたので、むしろ自分で動くことが出来るような教育を受けてきていますので、「ゆとり」=「動けない」という図式は間違っていると言えます。

 実際にゆとり世代から起業している方も多くいますし、メジャーリーグの大谷翔平さんや、フィギュアスケートの羽生結弦さんなんかはゆとり世代ですが、世界の頂点にいます。

 逆に、ここ30年世界に通用するベンチャー企業が生まれていない日本という現実から考えてみると、ゆとり世代の前の世代も結果が残せていないとも言えます。

もし「ゆとり世代だから」が口癖の人は注意

「これだからゆとりは」という言葉を使っている人は危ないです。物事の原因を「ゆとり」という一つの事象にまとめてしまい、それ以外の原因や他の可能性を考えなくしてしまう「思考停止話ワード」を使っているからです。

「思考停止ワード」は知らず知らずのうちに思考が停止してしまって、改善や改革が進まなくなることを言います。

「ゆとり世代だから」と言ってしまうと、それだけで考え方は停止します。自分の昔若かった時のことは棚に上げて一方的に否定できるためです。

若い人と自分とはそもそも育ってきた環境や時代背景が違うので同じわけがありません。スマホ学習が当たり前の時代に、勉強は教科書と参考者でやるべきだ!と言っているのと同じです。自分の価値観が古いことに気が付かないといけません。

部下を指示待ちにさせたのは上司

「自分で考え自主的に行動してほしい」と言いますが、自主的に考えて動けるように上司は部下に指導しているでしょうか?

「自由に行動してみて」と言っていた割に行動した結果が上手くいかないと「しっかりと自分で考えた?」とか「全然違う!」とダメ出しをしたり。
部下がどう動いていいのか分からずに質問すると「自主的に動いて」というばかりでろくに質問に答えずに、自由に動いてと言っておきながら、結果がうまくいっていないことはダメ出しをしたり。

こんなことが2度3度と続くと、もう自主的に動くということは出来なくなります。

「うまくいけば自分の手柄、上手くいかないと部下のせい」では誰もついてきません。

実はこれ、部下に指示を出すマネジメント側で意識していないのにやっていることがあります。

「自由に行動させている」つもりの上司が、気がつかないうちに指示待ち部下を育てているのです。

指示待ち人間の心境は?

仕事にやりがいが無いことが多く、自分の評価にもあまり関心がありません。仕事の責任も取りたく無いので指示された事だけを行い時間が過ぎることを待っています。

基本的に上司のことを信用していないので、「頼まれた事だけやればいいか」と考えています。

どうすれば自主的に動いてくれるのか

言われた事だけやればいい、と考えている人にどうすれば主体的に動いてもらえるのでしょうか?

 

仕事の意味を理解する

 三人のレンガ積みの話があります。レンガを積んでいる3人の職人に声をかけてみた、一人目は「レンガを積むだけの単純な仕事だよ」と答え 二人目は「ここに大きな壁を作っているんだよ」と答え 三人目は「歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ」と答えたという話がありますが。同じ仕事でも人によって捉え方は様々です。

指示待ちの人は、視野が狭くなっていることが多いので、仕事の表面上しか見えなくなっています。自分の仕事の本質や素晴らしい点を考えて気がついてもらうことで、行動しやすい考え方変わっていきます。

 仕事を合理的に進めるには?などの意見をみんなで取り上げる

指示待ちの人は、意見を聞き入れてもらえない経験が多くあるので、自分の意見に自信がなくあまり意見してくれません。仕事を楽にするための意見や疑問に思ったことなどを意見してもらう機会を作ります。そしてその出てきた意見をチームの全員で話をし、良いところは取り入れて実行していきます。自分の意見が通ることで、自分の意見に自信を持つことが出来るようになります。

チームで決めた内容の場合、上司から言われた命令とは異なる為、実行することに対するストレスも少なく自主的に動くきっかけ作りになります。

 

フィードバックを習慣に

意見がぶつかる事はとても良い事です。チーム内の意見の交換を活発にすることでチームワークが生まれ共闘感が出てきます。そのためには部署内でフィードバックをする事を実践しましょう。会議上でお互いに意見を言える環境を整備することで、チーム内での悪口や陰口がなくなります。チームワークを乱すのは意見の食い違いから始まる争いなので、意見が違った段階で感情的ではなくお互いを尊重した意見の交換”フィードバック”を行います。

フィードバックの方法としては、「あなたは〇〇だよね」などのようなYOUメッセージではなく「私は〇〇と思うよ」のようなIメッセージで伝えることを徹底しましょう。常に主語を「私」とする事で相手が否定的に感じることを少なくすることが出来ます。

まとめ

 仕事に対して常に受け身で言われた事だけをする社員がいることで、指示待ち社員に指示を出す側の社員はその面倒を見る必要が出てきますし、その仕事を作ってあげる必要性も出てきます。

作業効率においても自分で動ける社員に対し「この仕事、明日までやっといて」で済む内容が、指示待ち人間に対しての場合は、手取り足取り作業内容を指示する必要があるためです

指示待ち社員の存在はその部署のみではなく、会社全体の生産性を下げてしまいます。

この指示待ちの姿勢を作ってしまうのは、マネジメントを間違っている上司であることが多いです。部下にダメ出しが多いと意見が言いにくくなります。

成功だって失敗だってどちらも間違っていません、人生においてはどちらでも一歩前に進んでいます。

自分の思い通りでないとダメ出しする人ではなく、何事も認められるぐらいの心の余裕を持ちたいですね。

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