フリーランスがAIで議事録を取る理由|大きな会社にいると見えにくい「一人で回す仕事」

オンライン会議でAI文字起こしを活用するフリーランスの仕事風景 AI活用
オンライン会議でAI文字起こしを活用するフリーランスの仕事風景

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先日、Zoomでお客さまと話していたときのことです。画面にはNottaの文字起こしサービスが表示され、会話と同時にAIが記録を取っていました。

最近は見かける機会も増えた光景ですが、最初に見るとやはり少し驚きます。話している内容が画面に文字として積み上がり、あとから確認できる状態になっている。「会議のあとに議事録を書く」が、前提ではなくなりつつあるのだと感じました。

その方は一人で仕事をしているフリーランスで、「話しながら、いちいちメモを取っていられないから」と使っているとのことでした。その言葉を聞いて、AIの使い方は会社の規模によって見え方がずいぶん違うのかもしれないと思いました。

一人で仕事をする人は、会話以外の仕事も全部担っている

お客さまとの打ち合わせでは、話すだけでは終わりません。相手の要望を聞き、質問し、決まったことを残し、次にやることを整理し、必要なら後からメールで共有する。会話の後ろには、たくさんの小さな仕事があります。

会社では、議事録や備忘録を取ってくれる人がいたり、複数人で参加して役割を分けたりする場面もあります。もちろん、どの会社にも十分な人手があるわけではありません。それでも、一人で仕事をする場合は、話す人・記録する人・次の行動を管理する人を、すべて自分が担うことになります。

だからAI文字起こしは、単に便利な新機能というより、「もう一人の補助役」を持つ感覚に近いのだと思います。

大きな会社にいると、見えにくくなる仕事がある

これは大きな会社が遅れている、フリーランスの方が進んでいる、という話ではありません。置かれている環境が違うだけです。

組織で働いていると、誰かが記録し、誰かが資料を探し、誰かが次の予定を調整してくれることがあります。その分、一人ひとりは重要な判断や顧客対応に集中できます。これは組織の強みです。

ただ、その支えが日常になっていると、「記録すること」「情報を探すこと」「抜け漏れを確認すること」に、どれだけ時間が使われているかは見えにくくなります。フリーランスの方がAIを使う姿を見ると、普段は人が担っている補助業務を、AIが補っていることがよく分かります。

自分の周りでは当たり前に回っている仕事を、一人で回すならどうするだろう。

この問いを持つだけでも、AIを使う理由が「流行に乗るため」から「仕事の余白をつくるため」へ変わってきます。

AIは、話すことの代わりではない

AI文字起こしを使うと、会議中にメモを取る負担を減らせます。そのぶん、人の話をよく聞き、質問し、自分の考えを伝えることに集中しやすくなります。

AIに任せるのは記録の下準備です。何が重要だったか、どう判断するか、相手とどんな関係をつくるかは人が担います。AIがあるから会話が雑になるのではなく、会話を大事にするために記録を補助してもらう。この考え方なら、使い始める心理的なハードルも下がります。

会議中に記録へ追われず、人の話へ集中する方法は、会議中にメモを取る管理職ほど損をする?AI文字起こしで人の話に集中する方法でも詳しく紹介しています。

まずは「一人で抱えている定型作業」を探してみる

AIを使い始めるとき、いきなり重要な判断を任せる必要はありません。まずは、自分か誰かが毎回担っている定型作業を一つ選ぶのがおすすめです。

  • 打ち合わせ後に決定事項とToDoを整理する
  • 長い会議メモから要点を拾う
  • 過去の資料やメールを探す
  • お礼メールや共有メールの下書きをつくる

一度AIに任せてみて、どこが楽になり、どこは人が確認すべきかを見る。小さく試し、合わなければ戻す。そのくらいの気持ちで十分です。

使う前に確認したいこと

お客さまとの打ち合わせを文字起こしする場合は、記録することを事前に伝え、社内ルールや契約上の扱いも確認しましょう。個人情報、未公開の数字、契約内容などを、許可なく外部サービスへ入力しないことも大切です。

便利だからこそ、相手が安心できる使い方を選ぶ必要があります。AI導入時の確認ポイントは、AIツール導入時の注意点も参考にしてください。

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話すことに集中し、記録の負担を減らしたい方へ

会議や打ち合わせの文字起こしを、議事録づくりの補助に使う方法もあります。利用条件と社内ルールを確認したうえで、自分の仕事に合うか見てみてください。

Nottaの詳細を確認する

まとめ|AIを使う人を見ると、自分の仕事の見え方も変わる

フリーランスの方がAI文字起こしを使っていた姿から、私は「一人で仕事を回す大変さ」と、「会社では見えにくい補助業務の価値」にあらためて気づきました。

誰かが記録を取ってくれる組織も、一人で全部を担う働き方も、それぞれに良さと大変さがあります。どちらが進んでいるかを決めるより、自分の仕事の中で、誰かの時間を使っている作業・自分が抱えている作業を見直してみることが大切です。

AIは人を置き換えるためだけのものではありません。記録や整理を補助して、人が話し、考え、関係をつくるための余白を増やすもの。まずは一つの会議から、無理なく試してみてはいかがでしょうか。

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