皆さんは固定概念や先入観はありますか？話したこともない人に対して「見た目が自分と合わないから」と勝手な理由をつけて話をすることから避けていたり、何か新しいことに挑戦するときに「どうせ無理」と自分で思い込んでいたりすることはありませんか？
固定概念や先入観はあまり強く持っていない方が、新しい出会いが多く、新しいチャレンジに積極的に取り組むことができるようになります。固定概念にとらわれ過ぎてしまうと行動が限定的になってしまうので自己成長のスピードが遅くなります。
今回は固定概念や先入観を無くしてチャレンジのハードルを下げようというお話です。
固定概念や先入観は悪い事ばかりではない
固定概念や先入観は皆さんが持っているもので、これまでの経験などに基づいて脳が理解しているものです。日々の生活の中で先入観を持つことは決して悪いことではありません。
バスや電車で年配の人が立っていたら辛いだろうと考えることができますし、セールスのメールに返信してはいけないこともわかります。固定概念自体をそもそも持たないことはできませんので、ほどほどに固定概念を持つということを意識しましょう
固定概念が強いとどんな損があるか
固定概念や先入観自体は全ての人が持っています。私たちは生活していく上で定期的に繰り返されるような出来事や考えを、毎回脳で処理すると時間が掛かってしまう為、脳が定型的に記憶して行動を合理的に処理するためです。固定概念や先入観は生活する上で必要ですが、この固定概念を強く持ってしまった場合、損をしてしまうこともあるので注意が必要です。
視野が狭くなる
固定概念を持っていると、その問いに対する答えは決まっているので、自分が正解だと思っていること以外は全て不正解になります。
例えば”目玉焼きには醤油”という固定概念がある場合、醤油以外の調味料、塩、ソース、ケチャップなどは自分の中では不正解です。なので他の調味料については試すこともしません。他の調味料の方が美味しいかも知れないのに、永遠にたどり着くことはありません。
固定概念を持っている人ほど、「答えはこれ以外にあり得ない」と自信を持って正解を選んでいるつもりですが、実は意外と視野が狭いということは多くあります。
仕事などの場合「マニュアル通りに処理しているから問題ない」と考えてしまう人は、マニュアルは正しいのか？そのやり方は時代にあっているか？などの考え方まで及ばす視野が狭くなってしまいます。
プライドが高くなる
固定概念を持っていると、固定概念以外の道を選ぶことがなくなります。自分が思っていることが正解でそれ以外が不正解と認知してしまうためです。
「〇〇は□□であるべき」と何の疑いもなく思い込んでしまいます。そしてその思い込みは何の根拠も無くただ自分がそうであって欲しいと思っているだけのことが多いですし、自分の価値観以外は全否定する可能性が高いです。
固定概念があるために新しい知識は入っていく余地がなくインプットができないので新しい知識に触れ合うこともなくなります。
老害と言われる状態がこれに近いのかも知れません。
固定概念を強く持たない方法
常識やルールは変化すると認識すること
時代の変化がゆっくりの時は常識の変化のスピードも速くありませんでした、しかしIT化が進み変化が早い現代では、常識変化のスピードも比例して速くなります。
例えば、ここ数年でCDやDVDは無くなっていますし、音楽や映画はネット配信が主流へと変わってきています。働き方も仕事は会社で行うものが当たり前でしたが、この一年余りでテレワークが当たり前になってきています。
私たちの常識やルールは”その時点”でのルールだと認識する必要があります。
新しいことにチャレンジすること
趣味や仕事でも常に新しいことに積極的に挑戦することで、常に新たな環境に自分を置くことができます。新たな趣味で会う人や新しい動きを身につけることで、自分のことを客観視する事ができるようになります。
今日と同じ毎日を繰り返していても自分の考え方を変えることは難しいです。興味のあることを初めてみてはどうでしょうか。
心に余白を持っておく
日々の仕事や生活で時間が埋まってしまっていては新しい知識を得る時間も無くなってしまいます。生活の中で「新しいことに触れ合う時間」を取るようにしましょう。
今はスマホひとつで多くの情報に触れ合うことができます。一日３０分でも時間を取れれば１週間で３時間半新しい知識を得る為の時間を得られます。この少しの行動だけでも時代の変化を感じ取れるようになります。
まとめ
固定概念を強く持つ人は、自分が正しいと考えてしまっていて、他人にも自分と同じクオリティを求めたりします。そしてそれは多くの場合、悪意ではなく善意で言っていることが多くあります。
あなたの周りで固定概念や先入観を強く持っている人がいたのなら、新しい趣味や新しい仕事にチャレンジしてみることを進めてみてください。
もしあなた自身が「〇〇であるべき」と考えてしまいがちだったら、一度自分の常識を捨てて広い視野で情報を取ってみることをお勧めします。固定概念を強く持つことは、自分の成長するチャンスを奪っていることと同じです。
自分の可能性を自分で潰すことなく新しい可能性を伸ばしてみてはどうでしょうか。
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