皆さんは仕事を真面目にしていますか?人生においては仕事の時間が睡眠と同じぐらいの割合なのかも知れません。そんな仕事の時間ですが、真面目にしているより少しでも手を抜いた方が実は評価されたりします。今回はなぜ仕事が適当な方が評価されるのかをお話ししていきます
仕事は生活の糧を得るためのツール
ライスワークとかライクワークとか最近は働き方にいろんな名前がついていますが、資産家では無い多くの人は仕事を生活の糧を得るために行っています。簡単に言うと生活のツールでしかありません。
私生活に重点を置くか仕事に重点を置くかはその人の自由ですが、仕事をライフワークと呼んで楽しむ人もいますし、給与を”仕事への我慢料”として捉える人もいますので、仕事に対しての考え方は様々です。しかし、今の仕事じゃないと死ぬわけでも無いので、楽しく無い仕事に人生を賭けるのはやめましょう。
仕事は適当に
”適当”という言葉を”ぞんざい””投げやり”と捉える人がいますが今回の適当の意味は違います。自分の仕事を途中で放棄したり、雑だったり、時間にルーズだったり、顧客との約束を守らないと言うことではありません。流石にそれは社会人として認められないのでやめましょう
適当=度合いが丁度いいこと。です。決して不真面目に対応すると言う意味では無いので間違えない様にしてくださいね。
仕事は適当なぐらいが丁度いい
仕事にはいつまで経っても”完璧”はありません。しかし合格ラインはあります。合格ラインはお客さんが求めているレベルのものを応えることです。「完璧主義」の人はお客さんの完璧ではなく自分の完璧を求めてしまうので、必要以上に拘ったり、部下に仕事を任せなかったりします。望まれていない仕事を一生懸命にするのはやめましょう。
もし自分が「完璧主義」の自覚がある場合、もう少し周りの人の力を借りながら仕事を進めていくとうまく力が抜ける様になります。周りの人に仕事を任せる様にしましょう。
品質勝負よりスピード勝負
日本では「人前に出すものは完璧でなければならない」と言う職人的な文化があるので、作ってきた製品が人前に出てくるまで時間がかかります。シリコンバレーの考え方は70%の出来いいからリリースして市場や投資家からフィードバックをもらいバージョンを上げることで完成度を上げています。日本人的な考えは一度捨てて、完璧ではなくてもほどほどOKの状態で終わらせて市場に出すことで結果が出て評価につながる様になります。
自分がネットで買い物をするときは、同じものであれば早く届く方に頼みますよね。
結果が出ないと評価ができない
仕事はお客さんからのお金の支払いがあって初めて成立します。飲食店でれば料理を提供して初めてお金になるので、料理の研究だけで美味しいものが出来ていても、それを届けることが出来ていないと意味がありません。美味しい料理を研究するより、お客さんのお腹が空いているタイミングを見極めて料理を届ける方が満足度が高く、評価につながります。
お客さんと真摯に向き合うことももちろん大切ですが、真面目に向き合っても結果が出ないと評価ができません。市場のタイミングを掴むことも結果を出す重要な要素です。
適当に仕事をする人は合理的
適当=楽をすると考えて、「どの様にすれば楽に仕事ができるのだろう」と言うことを突き詰めていくと仕事のどの部分を部下に任せようか、「どの様に自動化しよう」と言う考えになります。これは言い換えると”仕事の合理化”ともいえます。
仕事が適当な人はできるだけ自分で動かない様に考えます、自分ができる仕事は自分でやらず部下に任ます、すると部下のスキルも上がっていきます。見積書や仕様書などの毎回定型なものはプログラムで自動化を考えていきます、するとPCスキルが上がって行ったりします。
仕事を適当にすると、効率化と合理化に繋がっていきます。これにより”仕事が早い人”と言う評価になります。
心に余裕ができる
仕事に対して全身全霊で取り組む人もいますが、仕事は生活のためのツールですのでそこまでのめり込むと心の余裕がなくなり、少しのミスも許せなくなってしまいます。
仕事を適当にする人は自分を追い込んだりはしません。人生の優先度はプライベートの方が上なので、仕事が多少うまくいかなくとも問題がありません。逆に心に余裕があることで、お客さんとの対応では「気持ちに余裕がある人」と見られがちです。
あなたは仕事をお願いするときに「余裕がない人」「余裕がある人」どちらにお願いしますか?
まとめ
仕事に対しての評価は、絶対的なものではなく相対的な評価であることが多いです。適当に仕事をこなす方が結果的にお客さんのニーズに合致していて、仕事の効率も上がり、心の余裕も生まれ、結果お客さんからの信頼獲得に繋がったりします。
仕事を頑張りすぎて結果が出なかった時は、一度仕事から距離を置いて考えてみてくさい。自分本位で仕事していませんか?適当に仕事してみると、新しい働き方ができるかも知れませんよ。
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