将来の夢の作り方

 親や先生に「将来の夢は何?」って聞かれた時、「夢は別ない」って答えると”おかしい”と思われるんじゃないかと思ったことないですか。

私は思っていました。私は何かになりたい夢がそもそもなくて、何か無理やり夢的なものを作って毎日過ごしている子供だったような気がします。

夢があって頑張っている友人を見て、うらやましかったりなんとも言えない気持ちになったのを覚えています。

さて、「将来の夢」あなたは持っていますか?

夢を持っているのが普通なのか

 2020年の東進ハイスクールの調査では将来の夢やなりたい職業のある人は52.1%。夢を持っている人も持っていない人もおよそ半々の割合のようです。半分も夢を持っていないと言うことは夢がまだ見つかっていないのは実は結構当たり前なんです。
 実際に社会人となって働き始めている人でも夢を持っていない人は多いので、学生のうちから夢がないことを悲観する必要はないようです。

夢を持てなくなる日本の教育方針

 皆さんが受けてきた教育、その環境の中にも将来の夢を奪う理由があると考えられています。
日本の教育方針は

「先生の言う事を聞くことが良いこと。言う事を聞かないことは悪いこと」

「集団で行動できることが良いこと」

「キャリア教育で夢を努力して見つけるよう強要すること」

などなど、その他にも多く教育方針が挙げられています。
勉強して良い子になることから自分の将来の夢なんてあまり出てこないものです。
ましてや努力して夢なんて見つかりません。夢は努力で見つけるものではなく、衝動に駆られるものだと思います。

夢を叶えていない大人からの一言

 将来の夢を大人に話した時「そんなのお前には無理」「そんなに世の中簡単じゃない」「やめておいたほうがいいよ」「何様?」などと言われたことありませんか?
 人間否定されると相手のことも否定するようになるそうです。そして否定され続けることで、自分の周りのことを全て否定するようになります。つまり否定されると相手のことも否定したくなり、自分の周り全てを受け入れられなくなってきます。

 ちょっと冷静に考えてみましょう。”芸能人になりたい”という夢を否定した大人は”芸能人”でしたか?”漫画家になりたい”という夢を否定した大人は”漫画家”でしたか?違いますよね、大人は自分がやった事もなった事もないのに、勝手なイメージから”多分無理”と決めつけて否定してしまいます。なった事がない人の言葉は信憑性はゼロです無視しましょう。

 両親の否定する場合にある根底の想いは、貴方が不幸せになることを不安に思って言ってくれている”愛情”でもありますので、愛情の部分は受け入れるようにしましょう。

夢の作り方

 夢の作り方と言っても夢は自分の中の経験や知識の中からしか出てきませんし、親や先生が試験問題のように与えてくれるものでもありません。10人いれば10通り、100人居れば100通りの夢があります。貴方の夢を探してみましょう。

やってみたい事をぼんやり考えてみる。

 自分の中でやってみたい事や得意なことを書き出してみましょう。やってみたい事を書き出すことで自分の夢の方向性が見えてきます。
楽器が好きなら音楽の方向性に進むのもいいでしょうし、サプライズ誕生日など友人を驚かすことが得意の人はイベント系の仕事なんか楽しそうです。書き出すことで考えを整理する事ができますし、書いたものをまとめて見るとなんとなく方向が見えてくるはずです。

好きなことやワクワクする事なんかが見えてくると自分の得意な分野が見えてきます。

今までの行動を変えてみる

 今まで夢が持てなかった人は、その行動の範囲や今までの経験の中に夢になるものが無かったとも言えます。その場合は日常の行動を変えて見ると新しい角度で物事が見えてきます。すぐに大きな変化をするのは疲れるので、最初は小さなことから自分の行動を変えてみましょう。例えば、いつもと違う道を通って見るとか、コンビニで普段は買わない味のおにぎりを買うとか、あまり話したことない友人グループに入ってみるとか、明日から変えられる行動があるはずです。
 行動が変わると自分の周りで出会う人も変わりますし環境が変わっていきます。何かのきっかけで自分が楽しいと思える夢が見つかるかもしれません。

興味のあることの経験を積んでみる。

 楽器が好きならバンドの活動をするとか、発表会に出場してみるとか小さな経験でもいいので重ねましょう。初めは自分にプレッシャーをかける行為なので嫌かもしれませんが、小さなステップを一つ一つ上がることで少しづつ自信になってきます。経験から自分の価値観に変化が現れる事もあります。表舞台に出るのが好きだと思っていたのに実はプロデュースする側の方が面白い、とか。このような気づきは経験を積む事でしか得られないので、小さなステップを重ねていきましょう。

また、経験を重ねていくうちに自分と合わないと言うこともあるかもしれません。”実は向いていないこと”に気づくのも大切です。

夢を叶えた人に会ってみる。

 同じ夢でなくても全然構いません、自分の夢を叶えた人に会ってみましょう。その人の話を聞くことで夢をどのようにして叶えていくのかの参考になります。
身近に夢を叶えた人がいない場合は、自分の好きを仕事にしている人の本を読んだり、可能であれば講演会に行って実際に会ってみましょう。

夢を自分のなりたい姿だと考えてみる

 自分がなりたい姿を具体的にイメージします。お風呂に入っているときや、夜布団に入った時など夢を叶えた姿をイメージします。それにより今の自分に何が足りないのか、何を学べばいいのかがなんとなく見えてきます。例えば看護師になって海外の子供達を救いたいと考えた場合は、看護師の免許に国際看護師の免許、それに語学力が必要になります。将来の具体的なイメージすることで何が必要かを具体化できます。
叶えたイメージを持つことでモチベーション低下も防げます。

学生が起業を学ぶビジネススクール【WILLFU STARTUP ACADEMY】

大人になっても夢はある

 将来の夢がないまま、就職してしまったとしても、夢を持つのはいつでも遅いと言うことはありません。50歳を過ぎてから本を書きたいと、執筆して本を出した人だっています。会社員として勤めて幸せな家庭を作っていることだって立派な夢ですし、趣味を突き詰めて続けていくことだって夢です。

日々の生活は”夢”があることで明るく充実したものになります。

 教育方針が悪いとか、大人が悪いとか、確かに夢を持ちにくくする環境はあると思います。でも自分の夢は自分で作っていくものです。
自分の楽しいと思うものを少しだけ深掘りして自分の夢を見つけませんか。

0から始めるプログラミング学習【LESALTO】

コメント

タイトルとURLをコピーしました