貴方の周りで悪口を言う人っていますか？？悪口が止まらない人は結構少なく無いんです。会社の上司に対してなら言いたくなる分からなくも無いですが、同期や同僚に対しても言ってしまう人がいます。今回はそんな悪口を言う人をどうしたら止められるのか。について考えます。
悪口を言う人の動機
悪口ばかり言う人は何かの切っ掛けがあるから行動に出ます、どの様な切っ掛けがあるのでしょうか。動機を理解することでその人がなぜ悪口を言うのかがわかる様になります。
強いコンプレックス
とても強く劣等感を持っている人が多いと言われています、自分以外の人の弱点や苦手なことを口に出して公にする事によって注目させることで、弱い自分を隠そうとします。悪口は言われている人より言っている人の方が優位に周りから見られますので、悪口を言っている間は優越感に浸ることができます。コンプレックスは周りの人からしたら些細なことかも知れませんが本人はとても強く劣等感を抱いていることがあります。
仲間作りのため
友達が少ない寂しがり屋の行動理由です、共通の話題があると親近感を持ちます、”悪口”という人に聞かれたら困る秘密を共有することでさらに結束が強くなります。自己肯定感もあまり高く無いので、誰かの評価を落とすことで「あの人に比べて自分が優れている」と安心します。友達作りでは最初に共感を得られないといけません。共感を得られないと「悪口を言う人」となってしまうので友達作りのきっかけとしては良くありません。
自分のストレス発散
悪口を言うと、脳内で『ドーパミン』と言うホルモンが分泌されます。このドーパミンは達成感や満足感を与えてくれるもので、成長のためには不可欠な物質ですが、ギャンブルで勝った時や悪口を言った時でも分泌してしまうので、ギャンブル依存症などの依存を引き起こすこともあります。
日常的に悪口を言ってしまうのは「悪口依存症」の可能性あり
悪口を言う人は、常に他人と比較して上にいることで自尊心を保とうとしています。自分にコンプレックスを持っていて、同調してくれる人を探しています。悪口をいうたびにドーパミンが分泌され脳が快感を得ますが、この快楽は一時的なものです。この快感を継続して得るために悪口を繰り返し言うようになっていきます。これが進んでいくとさらに刺激を求めていく様になり悪口がエスカレートしていきます。
悪口を言い続けていくとどうなる
まず仲間からの信頼を得ることができなくなります。人の悪いところが縁で集まった仲間は、悪口を言うことでしか継続できません。その中で信頼関係を築くこともできません。信頼関係は良いところをお互いに認めることで築けるものです。信頼関係が築けない人との付き合いは長続きしないものなので、友人や知人が自分から離れていく様になります。それでも悪口ばかり言っていると、いつの間にか自分がターゲットになる日が来ます。悪口を初めてしまうと快楽から止めるタイミングを失ってしまいます。続けていいことなんて一つもありません。
悪口の場にいた時はどうしたらいい？
絶対に同意したり同調しないようにしましょう。ついつい「そうですよね〜」って言いがちですが、それも同意と見られますので安易な相槌は危険です。言っている方は貴方が同調することで仲間としてみられてしまい悪口が加速していきます。受け流す程度で同意しない様にしましょう。
悪口を聞かされている時間は貴方の人生の無駄になりますので関わらないようにすることが一番です。
悪口を止める方法
友人や同僚の場合など、本人との距離感が近い場合は直接注意しましょう、貴方の言動で周りが迷惑しているとはっきり伝えた方が良いです。しかし悪口を言うタイプの人は他人からの注意を素直に聞けることが少ないので、冷静に伝えるように心がけましょう。たとえ受け入れられずに貴方が嫌われたとしても悪口を発信する人と繋がっていてもいいことはありませんので気にしない様にしましょう。
会社の場合で言えない距離感の人には上司に相談して、上司から注意してもらいましょう。
「業務効率が落ちている」「周りの士気が下がる」など、上司に対しては好き嫌いの感情の話ではなく、職場環境の話として伝える様にしましょう。
「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えてみる
悪口を言う人は自己肯定感が低いので感謝を伝えて行動を認めてあげることで悪口が無くなったりします。ちょっと恥ずかしかも知れませんが、いいところを見つけて「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えてください。悪口を言っている人の良いところを見つけて伝えてあげることで、自己肯定感が高められて悪口が止まるかも知れません。
悪口は百害あって一利なし
悪口のメリットは何もありません。自分が気持ち良いだけです。確かに悪口は一時的にその場が盛り上がることもあるでしょう。”悪い”ことを一緒に共有しているということで友人との仲も深まるかも知れません。しかし悪口が癖になると人の”悪ところ”しか見えなくなります。
貴方は人の”良いところをいっぱい見つけられる人”と”悪いところをいっぱい見つけられる人”どちらが良いですか？悪口の反対は”賛辞””ほめ言葉”だそうです。
悪口を言う人は実は、寂しがり屋で一人でいることが寂しいのです、少しのきっかけで変われるかも知れません。本当の信頼を得るためには良いところを多く見つけて、それを”ほめて伝えて”あげることで深まっていくのではないでしょうか。
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