会社に入って1・2年目は起きることが新鮮で、覚えることが多くあって大変だ・・・・と言う話はよく聞きますが、4年目や5年目を超えた社員さんなんかはどうなんでしょうか?一年前の自分と比べて成長した、と言うものが自信を持って言えるでしょうか?
もし自分が成長している実感が無い場合はちょっと注意が必要です。仕事に埋没していたりすると家に帰って寝るだけなんていう悪い習慣になってしまいますので、自分の行動をチェックして悪習にならないように気をつけてきましょう。今回はそんな習慣から抜け出す方法について考えていきます。
思考停止していませんか?
思考停止ワードのことを以前触れたことがありますが、普段の生活で思考停止ワードを使っていませんか?「忙しいから出来ない」「今までそうやってうまく行った」などなど、忙しいを理由に問題に向き合わなかったり、今まで大丈夫だったから、と過去の成功体験を引きずっていることが無いでしょうか。出来ない理由を正当化していては一生今のままです。
まずは思考停止ワードを使わないようにしましょう。そして何ができるかを考えていきます。今まで使っていた思考停止ワードに全て”なぜ?どうすればできる?”と問いかける事で、思考停止を避けることができます。
仕事の振り返りをしない
仕事がうまく行っても失敗しても、どうせ会社のことだから・・・とか。言われた通りやってのことだから自分は関係ない。とか考えないようにしていませんか?
成功しても失敗してもそこからは大切な経験値とデータを得ることができているはずです、仕事の振り返りをしないと言うことはそれら貴重なデータを無駄にすることになります。成功した要因も失敗した要因もわからないままです。そんなことにならないように振り返りは行うようにしましょう。
失敗を振り返ることはあまり気乗りしませんが、失敗経験をキッチリ分析することで失敗する確率は確実に減っていきますので、成功確率がドンドンあがります。振り返りについては、具体的に数値で表現しましょう。「とても頑張ったけど上手くいかなかった」では振り返りではなくてただの感想です。
気がついたらすぐにメモをとる
人間覚えているつもりでも、確実に忘れます。エビングハウスの忘却曲線という有名なグラフがあります
これは時間と共に覚えている記憶保持率をグラフ化したものです。
このグラフからも人はどれだけ忘れやすいのかわかりますよね。
20分後に42%忘れます
1時間後には56%忘れるんです。結構すぐに忘れるもんですよね。
忘れるのは当たり前なのでメモをする習慣を作りましょう。お客さんの注文を忘れてしまったらあなたの信用問題に発展します。仕事の振り返りについても、忘れてしまうのは同様なので、これもメモで記録を残すようにしましょう。
副次的効果として、打ち合わせなどでお客さんの目の前でメモをとると、実直に対応してくれる人として好印象も残せます。
仕事には積極的に参加する
「この仕事やってみる?」と悩まないで「はい!」とすぐに手を挙げます。反射的に返事をして、それから考えるぐらいで大丈夫です。
出来ている仕事を続けても成長の伸び代は少なくなっていきます。成長する為には自分ができることはさっさと後輩に任せて新しい仕事に挑戦し続けることが一番です。新しい仕事には積極的に取り組むようにしましょう。誰だって最初の一人になることは尻込みするものです。その尻込みする気持ちを抑えて進んでいかないと成長はありません。迷うぐらいなら進んでから考える、と言う癖をつけましょう。
まとめ
成長の実感が無いときは成長していないスパイラルに入っている可能性があります。
ぼんやりでもいいので、自分がどんな仕事をしたいのかを描いて方向性の再確認をしてみましょう。そして今の自分の仕事の延長線上にそのしたいことがあるのかを確認してみてください。
もし今の仕事の延長線上に自分のしたいことがなかったら、思い切って転職してしまう手もあります。
転職するか悩んだら『mentors』去年と同じ仕事を今年も続けてもそこに成長はありません。常に新しい環境に身を置くことを意識すると成長を実感できます。
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