ビジネス用語にイラッとすると損しますよ【自分から知ろう】

「最近の若い人はビジネス用語をやたら使うよね」

「ビジネス用語じゃなくてわかりやすく日本語で伝えたらいいのに」

「ビジネス用語使って何カッコつけてるの?」

なんて話をよく耳にします。

 確かに仕事をしているとビジネス用語はちょいちょい出てきますよね。そして新しいビジネス単語も日々出てきています。

 ビジネス用語を使っている人にイチイチ「意識高い系だ」とか「調子乗ってんでしょ」とか考えていても仕方ありません。

実はビジネス用語を使うのはそれなり理由があります。なんでビジネス用語が使われるのでしょうか。

ビジネス用語を使う理由

仕事を円滑に進めるために

 ビジネス用語の中にはその業界やその業種、またはその会社だけでしか使われない言葉があります。「ギロッポン=六本木」などのテレビ業界の用語は有名ですし。

「押し」=予定時間より遅れていること

「巻く」=急いで進行すること

などの様に一般化した言葉もあります。

仕事上の伝達事項をスムーズに行えるようにするためにもビジネス用語は使われています

 

短い言葉で多くの伝えられる

KPIなど、短い言葉の中に多くの意味があるものもあります。

KPIとはKey Performance Indicatorの略で目標達成までの指標です。

 「KPI設定して」と言われれば、目標達成のためにどのような計画を立ててそれに沿って実行していけば良いのかと言う指標を設定すると言う意味になりますので、目標達成までの道のりを分解して整理する必要まで含まれてきます。

限られた時間の中で、多くの指示ができるためにビジネス用語は有効です。

限られた範囲の中では非常に有効

 同じ会社や同じ業界での会話の場合は共通の言語の方は話が早かったりしますので、一般的な言葉を使うよりも業界用語のビジネス用語の方が細かいニュアンスも伝わるのでとても有効なコミュニケーション手段となります。

 業界の言葉だと他の人が聞いても情報が分かりにくいと言うこともビジネス用語の利点になります。

カッコよく見せたい人も多い

 実際にビジネス用語を友人との会話の中でも使っている人もいます。なんで友人との会話でビジネス用語使うの?って考えがちですがそれは単純に「かっこいいから」「優位に立ちたいから」と言う理由からでしょう。

 ちょっと難しそうなビジネス英語を使った方が「やってる感」が出ますし、自分が知らない質問が来たときに、相手が知らないでビジネス用語を使い煙に巻くこともできます。

ビジネス用語を知るには自分で調べるしかない

 商談の席や会議の議場などでビジネス用語は突然出てきます。

今はスマホがありますし、会議中にPCを見られる環境である人も多いと思いますので、調べながら自分の知識として蓄えていくのが一番です。しかしその業界やその会社独自の言葉もあります、その時は恥ずかしがらずに

「その言葉はどう言う意味ですか?」と質問しましょう

2度目にその言葉が出てきた時は、質問しにくくなりますので早い段階で聞く様にします。

ビジネス用語はマナー教室などでも教えてくれるものではありません。

私はそう言う言葉使わないから。なんて言っていると、本当に周りの人が何話しているのか分からなくなってしまいます。

新しい言葉は嫌いだと毛嫌いせず「そう言う言葉もあるんだ」程度に捉えてみると良いのかもしれません。

ビジネス用語の一部は将来標準語になる

最近だとDX(デジタルトランスフォーメーション)とかサステナビリティとかは、一般的な言葉になりつつあります。

DXなんて3年ぐらい前はほとんどの人は「何それ?」って言う感じでした。

それが今はデジタル化していくのは当たり前と捉えられており、多くの人が「DX」と言う言葉を当たり前に使っています。

一昔前の出来事では
スマートフォンだって出た当時は使えない、流行らないと言われていましたし。テレワークだって一部の会社が実験的に行なっている働き方にしかすぎず、一般的ではありませんでした。

時代はどんどん進んでいます。今は特殊なビジネス用語でも半年後には当たり前の言葉になっているのかもしれません。

 ビジネス用語は誰かが積極的に教えてくれているものでもありません、自分が知らない言葉だから「イラッ」と感じてしまいます。言葉の意味がわかれば「イラッ」っとすることも無くなるのではないでしょうか。

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