現代人は情報量が多すぎ!必要な情報だけ手に入れる方法

 現代人の一日に目にする情報量は江戸時代の1年分とか、平安時代の一生分とか言われていますが、現代人は昔の人に比べて脳が大きくなったわけでもなく、頭が劇的に良くなったわけではありません。インターネットの普及により、「触れることができる情報が増えた」ということなのです。

 移動するときに昔の人たちは歩いたり走ったり、馬に乗って移動していたのが、自動車や飛行機に置き換わっただけで、私たちは大きく進化していません。江戸時代に飛行機があればもちろん江戸の人も使っていたでしょうし、自動車があれば利用していたでしょう。

 私たちが進化したというよりは、環境が進化して多くの情報が取り入れられるようになったのです。しかも私たちが普段目にしているデータの多くは直近2年で生まれたデータが大部分を占めていて、そのデータの量はこれから先も加速して増えていくだろうと言われています。

情報を減らす

 現在は情報があまりにも多いので、情報の取捨選択が必要になります。20年前ぐらいまでは情報は新聞とテレビが一般的でしたが現在はスマホからの情報が一番多いです。スマホは常に手元にありますので、ちょっと時間が空くと無意識にスマホを取り出してSNSをチェックしていたということがよくあるはずです。情報にはアルコールなどと同様に中毒性があると言われています。“情報中毒”です。

 私たちの頭の中は同時に7つの物事しか処理できないと言われています。昔からお寿司屋さんのカウンターは7席しかないと言われているとおりしっかり管理できるのは7つまでなのです。

 それ以上の情報は処理ができなく誤った判断をしてしまう可能性が出てきます。情報を有効に活用できないのでは情報を得る意味すらありません。情報中毒になる前に自分が触れられる情報を減らすようにしましょう。

情報を断捨離する方法

自分が必要な情報しか見ない

 情報の9割は自分で検索していない、あなたはYouTubeを見るとき全部自分で検索していますか?多くの人は最初の動画だけしか検索をしていません。自分が検索した動画以外のものは全ておすすめ動画として表示されているものをクリックして再生しています。何が言いたいかと言うと、必要な情報があって検索したはずなのに、必要じゃない情報をクリックしている可能性が非常に高いのです。意識しておすすめ動画をクリックしないようにするだけでも情報の断捨離が進みます。

 WEB検索でも同様です。クリックしたくなるように表題やサムネイルは作られていますので、その戦略に乗らないように気をつけましょう。

スマホを見る時間を決める

 子供に対しては当たり前にしていることだと思いますが、大人の我々はどうでしょう。スマホを見ない時間を作っていますか?多くの人が手元においているはずです。子供にゲームをするな、スマホを見るな。と言うのなら自分達も見ない時間を作らないと子供たちも納得しません。

20時以降は見ないと決めてみてはいかがでしょうか。

寝室にスマホを持ち込まない

 寝ながらスマホって癖になりますよね。リラックスして自分の調べたい情報を得る。自分が必要としている情報を得ることは素晴らしいことです。
ですが寝室ではスマホを持ち込まない方が実はリラックスできます。アラームをセットしているからと寝室に持ち込むと健康な睡眠が取りにくくなる可能性があります。

 スマホをいじると脳内の眠りに必要な「メラトニン」が分泌されにくくなることがわかっているようで、睡眠の質が落ちてしまうからです。

 ゆっくりと休みたい時は、スマホをリビングなどの別室に置く、ワンルームなどの場合は玄関に置くなど、目の届かないところに置くようにしましょう。視界に入ると気になってしまうので視界から消しましょう。

プッシュ機能は使わない

 LINEの通知を画面に出したり、友人がSNSにアップした時に画面上にお知らせしたりしてくれる機能のことをプッシュ機能と言います。その機能はオフにしましょう。通知が来るとどうしても見たくなるのが人情です。それが下らないことだとしても気になってしまいます。例えば仕事中にプッシュ機能で仕事を止めてしまった場合、元の集中した状態に戻るまでまた数十分かかってしまうのです。通知が続けてきてしまうとあなたの集中する時間すら無くなってしまいます。LINEやSNSではそんな大切な連絡は来ません。思い切って通知機能を切ってしまいましょう。集中できる環境になるはずです。

アプリは消す/入れない

 スマートフォンのアプリは星の数ほど出ています。お店によってはお店独自でアプリを出している会社も多くありますし、買い物の旅にアプリはありますか?と聞かれることもあります。アプリを入れてしまうと通知が山ほどきます。中にはお得な情報があるのかもしれませんが、その情報ってどれほどの価値がありますか??その情報を見るためにとられる時間より価値があるのであれば良いのですが、多くの場合はただの広告で自分にとってメリットになることはありません。

アプリを入れることによって、アプリの横にメッセージ未読マークが出ていてもストレスになる人がいます。そんな事を気にするぐらいならアプリを削除してしまいましょう。携帯のバッテリーの持ちも良くなりますし、デスクトップも綺麗になります。

何よりアプリがなくても困らないことに驚きます。

「知らなくても良い」を選択する

一日中PCや携帯などで情報漬けの生活をしていると、不要な情報やゴシップ記事、SNSでの友人の行動などなど、多くの情報が流れてきます。そしてそれらの情報を知らないといけないと考えてしまいがちになります。

冷静に考えてみると芸能人の不倫のニュースや新曲のリリース情報、友人の夕食など知る必要ありますか?それらの情報は自分の人生には全く意味のない情報です。

情報を見る時間だって人生の時間です。そんな時間に人生の一部を使うのは勿体ありません。ゴシップやSNSは見ないと決めてしまいましょう。

親しい友人との連絡はラインやメッセンジャーで十分です。他人のSNSを見て一喜一憂するのはやめましょう。それは知らなくても良い情報です。

脳の隙間を開けておくと判断が楽になる

 考えすぎは脳の疲労につながります。情報が多すぎると脳の中で情報の整理ができず”脳が疲れている”状態になってしまいます。疲れている脳は正常な判断ができなくなったり、情報の定着、記憶ができなくなったりしてしまいます。リラックスした状態ではできることが疲れているとできないのです。

 良いアイデアが生まれる場所を「3B」と言われています、Bath、Bus、Bedの頭文字をとったものです。いずれも日常を忘れてリラックスしている場所ですよね。

 情報過多で脳が疲れているのはこの状態と真逆の状態です、とても良いアイデアも出てくる状態ではありません。パソコンのデスクトップがアイコンで溢れているようなものです。このような状態になったら情報を減らして頭の中に隙間を作るようにしましょう。

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