HSPが向かない仕事

 前回の記事でHSPに向いている仕事ついて考えてみました。今回はHSPに向いていない仕事について考えてみたいと思います。

HSPの強みは多くありますが、

・感受性が豊かで、取り込んだ情報をじっくり捉えることができる。

・共感力が高く、相手の感情に寄り添うことができる。

・細かな変化なども気がつき、理解することができる。


などが挙げられます。ではHSPの持っている弱みはどんなものがあるのでしょう。

HSPの弱み

・人の言葉や行動が自分の事を言っているような気になる

・傷つきやすく、失敗が怖い

・完璧主義のため、丁寧すぎる。

などなど、感受性が強い反動で他人の言動や自分の失敗が気になるような、マイナス思考が強いです。
では、どの様な仕事や職種がHSPは不得意なのでしょうか

HSPに向かない仕事

人と多く接する仕事

 HSPは人とのコミュニケーションに対して過剰に反応してしまいます。声のトーンや、相手の態度の変化などがある場合、その変化を気にしてしまい考え込み塞ぎ込んでしまうこともあります。他人の言葉や行動に過剰に反応してしまうので、人と接する機会の多い仕事はストレスを溜めやすい環境になってしまうので避けた方が無難です。


 一般的な接客業や営業職、インサイドセールスのコールセンターなど、不特定多数の人と接点を持つ必要があるのでやめましょう。

急な変更が多い仕事

 HSPは物事を深くじっくりと考えて答えを出すことが得意です。そのため、その逆のテキパキとその場での対応力を求められるような職場は苦手としています。

 一度に複数の事を処理したり、仕事に速さを求められたりすることが苦手です。飲食店スタッフや事業所をまとめる様な管理職やリーダーなどは苦手な分野です。

ビジョンやゴールが見えない仕事

 じっくり考え込んでから進んでいく完璧主義の側面もあるので、仕事のビジョンやそのゴールが明確になっていなかったり、説明が不十分な場合は納得して仕事に向き合うことが出来ないので十分な実力を発揮することが出来ません。

 また、自分のペースで仕事を行う事を好むのでノルマや営業成績に追われる仕事は向いていません。営業職は全般的に向かない仕事です。

体育会系の職場

 体育会系の職場の場合、「先輩の言われた通りに行うことが仕事」であることが多いので、そこに理解や思考が入ってしまうと会社が回らなくなります。体で覚えてから頭で考えるような体育会系の社風の職場は難しいです。

 とりあえずやってみて、動きながら臨機応変に考えて行こう。という考えの会社やリーダーが苦手だったりします。

強みを生かす職場へ

 HSPは、深く考え込んでしまうことが多く。短所をいかに直すか、どの様にして解決したら良いのかという思考になります。

 人間関係で相手が自分をどう思うかは自分の努力では改善できませんし、不特定多数の人と会う必要がある営業職の場合は人と会わないでは仕事になりません。

 自分の短所を克服しようとしても、考え方そのものを変える必要があるのでとても難しく、ストレスになります。自分をその職場に合わせようとする考え方は捨てて、長所を生かす職場を得る努力をする方が簡単です。

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HSPの仕事の探し方

 HSPは考え込んでしまいますので、一人で考え込んでしまうと、今の環境での改善案が多く出てきてしまい。解決に至らなくなります。

 考え込まず、出来るだけ他の知見を得る様にしましょう。HSPは自己肯定感が低い人も多いので、本当はしてみたい仕事や職種があるにも関わらず、自分で選択肢から外している場合も多のです。第三者からのアドバイスをもらいながら仕事を探したほうが合理的ですし、自分を客観視するチャンスでもあります。

まとめ

 HSPは感受性が豊かで周りに気を配れるとても素晴らしい特性です、他人の事ばかり気にしてしまうと疲れてしまうので、自分が得意なことや好きなことを仕事にして生活しやすい環境を整えることで高い成果を出すことが出来ます。

 辛い時は一人で考えこまず、両親や親友などの身近な人に相談してみましょう。あなたが思っているより、頼られるのが嬉しい人も多いです。

 HSPで成功している人も世界中でたくさん居ます。HSPを理解し強みに変えることであなたの人生は今まで以上に過ごしやすくなるのではないでしょうか。

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