好きを仕事に出来なくても何も問題ない

 私たちは小学生ぐらいの小さい頃から「将来の夢は何になりたい?」とか「どんな職業になりたいの?」って聞かれること多かったですよね。

小学生がさ社会のことが全くわからないのに何になりたいかなんかわからないよね。という風に思いませんか?

というか、先生は公務員なのに他の職業のことわかるのでしょうか?何がよくて何がよくないのでしょうか?と聞きたくなったりします。いい悪いで聞いているわけではない、と言われそうですが、小学生に何になりたいかを聞くのは、まだ何も知らないのに酷ですよね。

正直いうと大人になって働いている今も、何が好きでやりたい仕事で、何が嫌いな仕事なのかも良く分かっていません。

ですが、とりあえず働いて給料を貰えていますし、そんなに不満もないので、やりたいことなんか無理に作らなくても大丈夫なのではないかと思います。好きなことがなくても大丈夫です。多分

好きなことを仕事にしている人は少ない

 YouTuberやプロ野球選手やプロサッカー選手、漫画家や声優さんなどなど、自分の好きなことや得意なことを職業にしている人います。

プロ野球選手になれる確率を計算してみましょう。

 日本高等学校野球連盟によると、全国の高校球児は170,000人の野球部員がいるそうです。この中でドラフトの対象になる3年生となると単純計算で1/3の56,600人余りが対象です。これに加えて大学生での野球選手は全国で26,000人程いると言われており、この中の対象者を1/4の6,500人とします。

 高校生と大学生からドラフトで指名される選手は60人程度なので、プロ野球選手になれる確率は

(56,600+6,500)÷60=1,051.6

となります。つまり1,051人に1名が野球選手になれます。
確率的には0.01%ということになります。
この中から一軍で活躍できる様な選手になるにはさらに絞られる様になるのです。

プロ野球選手でみると結構厳しいですよね。

ちなみに、同じ様な計算方法で他のプロと言われる人を計算してみると

プロサッカー選手は0.04%

プロYouTuberは0.3%

と言われています。

それだけで生計を立てるので、やはり厳しい世界なのではないでしょうか。

確率的にみると好きなことを仕事にしている人はやはりそれほど多くないかなーと感じます。

仕事に満足している人の割合は低くない

 リクルートワークス研究所さんの「全国就業実態パネル調査(JPSED)」によると、2019年は仕事に満足している人は41.9%、生活に満足している人は53.7%と、今ついている仕事には満足している人が結構な割合でいます。さらに仕事と生活のバランスが取れてきて生活に満足している人は過半数を超えている様です。

 この結果から、必ずなりたい仕事じゃなくても結構な割合で満足するのではないか?というふうにも考えられると思います。

「学生のことは聞いたことも無かった仕事だけど、実際に働いてみたら結構面白い」
という意見もありますし、
「働いていく中で、先輩や周りの企業さんと一つのものを作り上げていく過程がすごく充実している」
という人もいます。

好きなことが仕事じゃ無かったらダメ、と言うことはないのではないでしょうか。

好きなことは”趣味”と割り切る生き方も素晴らしい

 好きなことを仕事にすると、好きなことが”嫌い”になってしまう可能性もあるのではないでしょうか。バイクでのツーリングが好きな人がバイク便のお仕事をした場合、休みの日にもバイクに乗るのでしょうか。ラーメンが好きでラーメン屋さんになった人は、毎食ラーメンを食べるのでしょうか。
楽しいと感じることでも毎日の日常の中に組み込まれてしまうとどこかで「飽きる」と言うことが必ずあります。

「大好き」だったことが「大嫌い」になることだってあります。好きなこととは関係ないことを仕事にして、休みの日に趣味を思いっきり楽しむ。そんな楽しみ方の方がより幸せを感じられるのかもしれません。

ごく稀に極められるぐらいの変態な人がいるので、例外は確かにあると思います。ですが多くの人の場合は、やりたいことを仕事にせず「趣味」にしておいた方が幸せに暮らせるのではないでしょうか。

自分の性に合っている仕事が一番安定する

 好きなことを仕事にするのはそれなりに難易度が高いので、自分の性格や考え方が合っている業界や会社に入ることが、安定して仕事をするコツです。

 例えば人とのお話をするようなコミュニケーションが苦手な人は、多くの人と関わりを持つ必要がある営業職やコーディネーターの職はストレスになります。逆に人との関わりがあまりないようなIT関係のプログラマやエンジニア、職人と言われる大工さんなどの仕事ではコミュニケーション能力が不要で最低限の会話で仕事が成り立つ職業の方が安定します。

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 コミュニケーション力がある人の場合は、営業職や接客業の方が向いています。これが逆の職種の就いてしまうと、本人の能力を活かせないばかりか精神的にもストレスを抱えて病むことにもなりかねないので、自分の性に合っている仕事を探しましょう。

仕事のやりがいを見つける3つの方法

たとえ自分の望んだ会社や業界じゃなくても、仕事にやりがいを見つけられたら素晴らしいことです。好きな仕事じゃなくてもその中でやりがいを見つけられると、モチベーションが高く維持でき素晴らしい結果を導き出すことができる様になります。逆に言えば「私のやりたい仕事じゃないからつまらない」と言う気持ちではどこの職場でも結果を出すことができません。自分の性に合っている仕事を見つけられたら、やりがいが見つけられる様に、全力で取り組んでみましょう。

全力で取り組んでみる

 中途半端な気持ちで取り組んでしまうとやりがいを見つけることは絶対に不可能です。さらには、集中していないことでミスを連発してしまうことになります。これが事務仕事であればまだ良いですが、現場での仕事の場合、事故や怪我に直結することになってしまうので、集中して取り組みましょう。

 最初から集中し続けるのは難しいので「まずは1ヶ月」と短い目標を見つけて取り組んでみることをお勧めします。長い期間だと疲れますしね。
 本気で取り組んでいるとそこに熱意が出てくるので、1ヶ月もしないうちに応援してくれる仲間ができてくるはずです。

仕事の楽しいポイントを探す

 単調な仕事の中にも楽しむポイントはあります。昨日できなかったことが出来たとか、会社同僚の名前を覚えることが出来たとか、業務が改善できるプランを考えたとか。日常の中に楽しいポイントは隠れています。

 そこに目を向けて探してあげることで自分にとっての仕事のやりがいにつながっていきます。もし自分で見つけることが出来なかったら同じ職場をしている同僚や先輩に聞いてみても良いでしょう。その中に仕事の中でのやりがいを見つけるヒントが隠れているかもしれません。

目標を作る

 会社の目標とは別に自分自身で目標を立てましょう、どんな些細なことでもOKです。仕事の場合では「一日〇〇件に営業電話をかける」とか仕事と関係ない場合は「一日一回ゴミを拾う」とかでもOKです。なんでも良いので自分に目標を立ててください。それは高い目標じゃなくていいです。すぐにでも実行可能な目標を立てましょう。そしてそれを成功できることが出来たら、自分で自分を褒めてあげる様にしましょう。目標を作ってそれを達成し、自分を褒める。この繰り返しの中から「自己肯定感」が自然に出てきます。「私は私でいいんだ」と自分の認め尊重することで仕事のやりがいを見つけやすい状況を作ることが出来ます。

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この3つの方法からやりがいを見つけてみてください。この方法のコツは

全部自分一人で達成することができるので、勝手にやってみる

ことにあります。誰かに頼ることではなく自分の「やりがい」が何なのかを自分と向き合い考えてみてはいかがでしょう。

やりがいが見つからない職場だったら「退職」も考える

 上の方法で「やりがい」が見つからない。何回もチャレンジしたけど先に進めない。と言う人もいると思います。そんな人は思い切って転職をする。と言うことも考えましょう。どれだけ大きい会社でも貴方には合わない会社である可能性が高いからです。

やりがいは人それぞれで「お金」がやりがいになる人もいますし「会社の知名度」がやりがいになる人もいます。「家族の存在」がやりがいになる人だっているでしょう。

もしあなたが今の会社に「やりがい」を感じることが出来ないのであればさっさと退職しましょう。

【退職代行ガーディアン】

 向かない会社に長くいるよりは、自分に向いている会社に早く移った方が自分の為になります。今は転職がマイナスだと考える人はあまり多くありませんし。転職=給与が下がると言う時代でもありません。

まとめ

 好きなことを仕事にできている人は幸せかもしれません。でも好きなことを仕事にしているから正しいわけでもありません。好きを仕事にせず、好きなことを好きなままにして仕事は別枠で楽しむ。と言う考え方もあります。むしろそっちの人が多いと思います。

仕事は仕事で楽しみ、休日は趣味で楽しむ。必ずしも好きを仕事できなくても何も問題ありません。

どんなことも受け入れられる人生の方が面白くないですか。

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