こんな中小企業に就職してしまったらさっさと辞めましょう

 中小企業と大企業、就職するならどっち?というのは大きな問題です。令和の時代になって勢いのあるベンチャー企業も多くあるので、大企業が絶対に良いとは言い切れません。しかし就職を考えている人の中には、大企業の方が給与水準は高く経営基盤も安定している様に感じるので、大手企業を志望している方も多いと思います。

 日本の大企業数は全体の1.2万社です。それに対して中小企業は419.8万社。日本の企業の内99.7%は中小企業だったりします。全体で421万社あまりの会社の中から自分に合う会社を見つけるのは非常に大変です。”良い会社”というのは個人差もありますので一概に言えませんが、”悪い会社”については結構明確にわかるので、働くのはやめておいたほうがいい会社についてお話ししていきます。

IT化が進んでいない

 IT化が全然遅れている会社、例えば一人に一個のメールアドレスが付与されていなかったり、会社のHPが1年以上前から更新されていない様な会社です。そんな会社ないでしょ。と思うかもしれませんが実は結構あります。会社のPCがWindows8とかなのでメモリが足りなのでzoom会議できません。とか結構当たり前に居ます。

 「会社のPCが古くて・・・とか、セキュリティが・・・とか、お客さんとの機会損失をしている事に気がついていない会社です。社員が一生懸命に営業してもコンタクトツールがないのですから話になりません。

 この様な会社は、いまだに紙媒体のカタログがメインで業務をしているような会社であることがわかりますし、HPが古いままということは更新のための費用を支払う余裕がないとも見えます。

 IT化が進んでいない企業に就職していけない理由は、PC導入による効率化>非効率作業の残業代、と考えていおり、社員を使え捨てと考えている可能性が高いことと、DX(デジタルトランスフォーメーション)が目まぐるしいスピード進んでいる現在でIT化ができていない会社は生き残っていける可能性が極めて低いためです。

社長の一声でなんでも決まる会社

 規模が小さい場合は社長の「鶴の一声」が存在するので、実際に勤務すると理不尽なことが起きまくります。リーダーシップと呼べるものであれば良いのですが、会社を私物化しているひ人もよく見かけます。自分はメルセデスやレクサスに乗っているけど、実は会社の経費です。なんて事は当たり前にしています。下手したら社長お気に入りのキャバクラ嬢が何故か会社で働いている事も・・・・。就業規則も見せてくれない様な場合もあるのでそんな会社だったらさっさと見切りましょう。

従業員数が100人を超えてくると社長の「鶴の一声」だけでは組織が機能しなくなるので、規則やルールに則って経営されていることが多いです。

親族で経営している中小企業

 さんちゃん企業とか言われています、”さんちゃん”は、じいちゃん・ばあちゃん・母ちゃんが語源らしいですが、実際のは社長が父ちゃん専務が兄ちゃん、経理担当が母ちゃんの場合が多いですね、中規模の会社でも役員が親族で固められている企業は実は結構多いです

「親族ファースト」が横行している。

 一族はOKだけど一般社員はNGという場面が結構あります。例えば親族の子供の運動会の場合は休んでOKだけど、社員が有給の申請をするとブツブツ文句を言われたりする場合です。本来であれば会社を支えてくれる従業員ファーストであるべきなんですけどね。

経理担当が社長夫人

 一族が使う経費は全てスルーで決済されるのに、他の社員の経費は一歳認めない。社長の飲み代で社内で夫婦喧嘩が勃発する場合だってあります。資本を投資して後で回収するような先行投資ができないのもここに原因がある場合が多いです。社内PCやHPの更新が滞るのも経理担当者の理解が足りないことが原因です。

組織体制が無い、ダブルスタンダード

 社長が言ってたことを社員が一生懸命に取り組んでいても、突然社長と正反対ことを他の役員が言い始めたりします。親族内の争いだって会社の中で発生しますので一般社員は大迷惑です。指揮命令系統もぐちゃぐちゃです。

働かない親族が居る

 勘違いしている2代目3代目に多いですが、自分が言ったことを他の社員がうんうんと聞いていると信じているので裸の王様状態になります。指示だけしていれば上手くいくと勘違いしていて自分では全く動きません。

残業や休日出勤が当たり前

 家族だから助け合って当たり前みたいな空気を自分の都合の良い時に出してきます。基本的に社員は思い通りに動いてくれると思っていますので、相手のことをなど考えなしに、残業や休日出勤を行ってきます。顧客第一をお客さんの言いなりと勘違いしているのも多いです。

こんな企業だったらサッサと辞めましょう

 現在は最初に勤めた会社に生涯働き続けるという考え方は無くなっています。今の職種が続けたい仕事であれば、スキルを得る目的で働き、スキルを得たらサッサと辞めちゃいましょう。個人で独立をした方が稼げます。最初に働く期間を決めておくと自分のモチベーションも保てます。働いている間は顧客やサポートしてくれる人脈を広げることもできます。

 今度勤めようとしている会社が親族経営企業で労働環境が納得いかないものであれば、一番スッキリするのはやはり辞めることです。自分の時間を切り売りして仕事に費やし安い給与を得るより、その時間で他の働く先や働き方、働くスキルを得た方がずーっと生産的です。

 人生は一度しかないですし、ましてや若い時代なんて短いです。自分の人生の時間は自分に使うようにしましょう。「20代は人に使われ、使われ方を学ぶ時期だ」と20代をコキ使うことを正論風に言う人もいますが20代で起業している人も多くいます。変な言い訳に惑わされないようにしましょう。

 自分を大切に、自分が笑顔でいられる場所を見つけてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました