子供の夢を断ち切る親【ドリームキラーならない為に】

何を話ししても否定から入ってくる人っていませんか?

「お店を開きたい」とか「独立して会社を立ち上げたい」とか、将来の夢や展望を話すと

「いいと思うけど、もうちょっと経験積んだ方がいいよ」とか「まだ早い」「お前には無理」とか「現実はそんなに甘くない」なんて返ってくる人。

そんな否定的な言葉で人の夢や希望を否定する人のことを「ドリームキラー」と言います。

ドリームキラーの種類

 人の夢を壊すドリームキラーですが2種類のタイプがあります。

悪意のドリームキラー

 悪意を持って人の夢を阻止しようとする人で、他人の成功することを妨害しようとしてきます。このタイプの人は他人が自分よりうまくいくことを恐れています。なぜなら、自分より他人が上手くいってしまうことが自分の存在価値が下がる、自分の行動が否定されてしまうと考えてしまうからです。


「会社を辞めて独立したいんだよね」と言った時に「起業なんて簡単じゃない」「そんなの無理」と言ったりしてしまう人です。

起業が上手くいってしまうと、自分が今の会社で築き上げてきたものが崩れたように感じてしまうので、何か行動を起こそうとする人に対して引き留めようとします。

 行動を起こそうとした人に対してネガティブな言葉やマイナスな言葉を使い行動させないようにします。このタイプのドリームキラーには友人や会社の先輩がなることが多いです。

善意のドリームキラー

 基本的には応援してくれているのだけれど、親心や親切心から気にかけてくれていて、夢を壊そうとしているわけではなく「心配」だから口を出してくる人です。夢に対しての知識がなく自分に経験がなくてやり方が不明だから心配になるのです。

「女優になりたい!」「宇宙飛行士になりたい!」と言われた時に、自分が女優や宇宙飛行士になった経験がないから心配で心配で「そんなに難しいことしなくていいから安全に暮らしたら?」と夢に向かうことを止めたりします。

 基本的には善意で相手のことを思って話してくれているので、止めている本人は「正しいことをしている」と悪意がないことが特徴です。善意のドリームキラーになる人は”親・兄弟・親友”など関係性が近い人がなる傾向があります

子供のドリームキラーは親

 子供が「宇宙飛行になりたい!」という夢を持っていたとしても、自分の経験から想像して「そんなの無理だよ」と決めないでください。親が軽い気持ちで「難しいんじゃない?」とっても子供は本気で「私には無理なんだ・・・」と感じてしまいます。

 子供のドリームキラーにならないためには、子供でも一人の人格として理解し、努力すれば叶うと親が信じること。自分の感覚で「無理」と決めないことです。女優の人に「女優になるのは難しいですか?」と質問すると「簡単よ」と返ってきます。宇宙飛行士に「どうしたら宇宙飛行士になれますか?」と質問すると「勉強と運動を頑張ればなれるよ」と返ってきます。「無理だ」と返すのはなった事がない大人のセリフです。

ドリームキラーにならないために

 ドリームキラーの正体は嫉妬や妬みと言った感情からくるものだと言われています。自分がドリームキラーにならない為には、「どうせ無理」「やるだけ無駄」「難しい」などのネガティブな言葉を使わないことです。

 そんな言葉を使うよりも「どうしたらできるかな?」と実現可能性が上がる行動が取りやすくなるように背中を押してあげましょう。「わたしの子にそんな才能あるわけない」と子供の努力とは関係ないところで、親が夢を断ち切るのは子供にとって辛く寂しいことです。

夢を応援する親になろう

 子供が夢に向かってチャレンジしていると、上手くいかずに落ち込むこともあります。テスト勉強を頑張っても点数が伸びないことがあります。そんな時に「何やってんの!」「しっかりしなさい!」と子供を責めるのは辞めましょう。落ち込んでいる時に厳しい言葉をかけることで子供が打たれ弱い人間になってしまいます。上手くいかなかった時は「悔しいよね、失敗したことは成功するためのチャンスでもあるよ」と立ち直るきっかけを与えて心が折れないように支えてあげましょう。

 子供が一番身近な存在でいる大人は「親」です。親である私たちは色々な経験をしている分「そんなの難しい」と親心から否定しがちになりますが、夢を持って欲しいのなら応援するべきです。

 ドリームキラーは誰でもなってしまう要素はあります、自分が知らず知らずのうちにドリームキラーにならないようにするためには、我が子の可能性と成長を信じるのが一番の方法です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました