新卒面接担当が思う面接のポイント

 新卒の学生さんの就職活動がいよいよ本格的に始動してくる時期となりました、会社説明会で気になる企業を絞り込んだ後、筆記試験の次はいよいよ面接です。面接は苦手だと感じる人がほとんどだと思いますが、残念ながら面接がない会社はありません。なので諦めて面接の対策をした方が得策ですよ。命までは取られないので大丈夫です。気楽にいきましょう!

 私は毎年新卒採用の時期になると新卒面談を担当しています。1日に8〜12名を5〜10日間ぐらい。毎年60〜100名ぐらいを面談させてもらっています。朝から晩まで面接している状態ですね。
 実際面接を通して、どの様な人にお祈りすることになることが多く、どの様な人が合格するのかを実務担当者目線でまとめてみましたので、学生の皆さんはぜひ参考にしてみてください。

 当社は毎年の採用人数は10名ほどですが、5年離職率はゼロを継続しています。企業面接官としては採用した社員が早期離職をすることは好ましいことではないので、企業の採用担当としては方向性は間違っていないと感じています。

面接の方法がzoomなどのリモートへ

 昨年と今年とコロナの影響もあり直接面接はする機会が減りました。オンラインでの面接は相手の空気感が見えないのでやりにくいと考えがちですが、直接対面する面接より待ち時間も少なくて済むので効率的ですし。学生さんも自宅から参加することが多いので相手の素性を見やすい側面もあります。
学生さん側もディスプレイにカンペを仕掛けられるので、対面より楽なのではないでしょうか。

面接での対応方法

 会社側としては面接の時間にその人の本質的な性格や能力、会社・業界に対しての向き不向きの適性など様々な項目を評価しなければなりません。限られた時間ですので全てを理解するのは当然難しく、短な時間で判断できるような質問を学生に問いかけてきます。バイトなどの面接とは異なり、多少厳しい質問が来るのはこのためです。企業側の意図を理解しながら回答をしていくことが面接をクリアするための近道です。

 面接に臨む学生の皆さんにとっては、社会に出ていく最初の関門でもあります。この記事を参考にしていただいて、ぜひ希望の会社に合格してください。

【NG】面接での良く無い返答例

「チームをまとめる潤滑油」

「『〇〇さんが居てくれて仕事ができたありがとう』と言われたい」

「リーダーではないですが、全力でサポートするタイプです」

「縁の下の力持ち」

「あなたは客観的にどの様な人物ですか?」の問いに対して良く来る最近流行りの返答です。
面接対策をしてきたんだなと、最低限の評価はできますが、同じ意味でも違う言葉で言われたほうが、「おっ自分で考えたんだな」と思えます、教科書通りの答えは印象が良くないです。「応用ができません」と言っている様なものです。そしてこの辺の言葉を使うということは自分が今までリーダーシップを取ってなくて、ゼミや部活、サークルなどの団体活動時にも役職を敬遠しているその他大勢であることが多いのがバレます。

 学生時代は生徒会やら部長やら委員長やらをやりたく無い人が多いですよね。でも「社会の中で競争相手に勝ちお客さんの信頼を得て収益を得なければいけない会社」では率先して手を挙げる人間を欲します。もちろんリーダー気質の社員だけを採用するわけでは無いですが、例文をそのままコピペする人は必要とされないことが多いです。

「御社の仕事を通じて〇〇地方を活性化させたい。」

 大きな目標はOKです。ですが、学生のうちに地域貢献ボランティアなどの経験があり、その延長線上で仕事が関係してくるのであれば納得感はあります。ですがほとんどの場合は「その目標の実現のために今何かしてるの?」と聞くと何もしていないことが多いです。大きな目標を言う場合は、行動が伴っていないと「ビックマウス」なだけになります。将来の目標は過去の行動と一致させないと響きません。
 逆に言うと今まで地元の災害復旧や地域創生などのボランティをしていた人の場合は、説得力がありますしプラスに働くので積極的に話したほうがいいです。

「学生時代はバイトを頑張りました」

 頑張ったことがバイトオンリーの人が実は結構多いです。部活やサークルの他にバイトをするのは結構当たり前なのでもちろん否定はしないですが、学生時代に努力したことや学生時代の成功事例がバイト関係の出来事オンリーだと、なんのために学校に行っているのかわからなくなります。
学校は自分の学びを深める場所で、バイトの空き時間に行く場所では無いですからね。
 これもバイトでの成功事例が数値化できて比較検討できる場合は話したほうがプラスです。

「学んだことと働きたい内容が一致しない」

 これも結構多いです。学校で法律を学んだのに設計をしたいとか、簿記の勉強もしていないのに経理したいとか意味がわからない時があります。周りに合わせてとりあえず就職。できるだけ給与が高く休日が多い会社を選んでいる様に感じてしまいます。もう一度企業研究から再考して自分の働きたい業種を絞り、志望動機を整理したほうがいいですよ。

【good】面接で好印象な返答

リーダーとしての経験とその結果を出している事

 部活やゼミなどでリーダーを務めたことがある場合はその実績を伝えてください。またリーダーを務めていた時にトラブルがあったか、それに対してどのような対応を行ったのか、そしてその結果どの様な成績を残せたのか。リーダーシップと問題解決力を話せるといいです

エピソードが具体的に”数値”で表せている事

 部活だったら、「部長を務めて春の大会は100チーム中80位だったが、順位が低い原因は〇〇だと感じて、それらを改善するために、練習を〇〇のように変更した結果、結束力が高まり夏の大会では100チーム中20位になった。」という感じですね。
 部活だったら大会順位や部員数、バイトの場合であれば職場の社員数なども重要な数値です。
「結果を出すようにがんばりました!よくなりました!」では伝わらないです。

面接を受ける会社のことを調べていること

 自分が働きたい会社のことを調べるのは当たり前のことです。実際に面接で「御社の会社名の由来はなんですか?」と質問されたこともあります、HPに書いてあるのに・・・・
 HPに載っているような会社が公開している情報、HP上の事業の沿革ぐらいは読んでおきましょう。というか調べないで働くと、就職してから「自分の思っていた社会人のイメージと違う!」tおいう事にもなりかねないので、自分の為にも調べましょう。

笑顔で受け答えできる余裕があること

 予想のできる質問についてはある程度予想して準備していないと余裕は生まれません。なので質問の予想と回答は準備していきましょう。ぶっつけ本番で大丈夫!と思っている方、ぶっつけ本番で大丈夫なことなんてないです。アーティストだって本番前は必ずリハーサルをします。逃げやすい方に逃げないで向き合いましょう。

面接官としては緊張で引き攣った笑顔になっていても問題ないです。その余裕があるのかを見ていますので。

面接時に学生を見るポイント

適正試験ではその人の心理的傾向やストレス耐性

 最近はうつ病やストレス性の心の病気になる方が非常に多いですし社会問題ともなっています。会社としては仕事への適正が高くストレス耐性がある人を望みます。面談の時点では結果が出ていることが多いので、このことは忘れましょう。最近では適正対策をすると適正対策済みの回答で信頼できません。適正の結果が出てきますのでこれは自分の本心で回答したほうが良いと思います。

面接という緊張する場に挑む準備をしているか

 面接官はもちろん相手が緊張していることは理解しています。言い間違いや噛んだりすることはあまり気にしません。きちんと準備をして望んでいるかをみています。WEBだとしても服装や髪型、アクセスする時間は五分前には行うなど、対面と同様の準備をしましょう。指定時間にアクセスしないなんて論外です。

準備してきている自己PRや志望動機はあえて時間を取って話してもらう。

 これも準備能力と文章構成能力、プレゼン力ががあるのかを見るために行います。
定型のことはワザと触れます。当たり前のことが当たり前にできる人かどうかを見る為です。話すテンポや声の大きさトーンなども見ますので、事前に何度か練習しましょう。自己紹介の練習は就職した後でも使いますので、自分なりの定型文を作っておくと役立ちます。

わざと世間話を振る。

 面接項目以外の時事ネタを雑談事に話して常識度合いを見ることがあります。面接の緊張下においても話を聞く余裕があるか、一般常識の範囲での時々情報をチェックしているかも見ます。

面接も仕事も段取りが8割

 会社としてみているのは、「この人と働きたいかどうか」です。

面接の延長線上に仕事があると考えて面接をしています。
面接に臨むに当たって、会社としてはその人がどの様な準備をして望んでいるのかをみたいのです。

 イメージとしては学生さんが自分の実力や功績を会社に対して売り込み、営業をするんです。自分を売り込む機会はこの採用面接しかありません。ですので恥ずかしがらずにどんどん売り込んでください。学生だとカッコ悪いと思う人もいるかも知れませんが、がっついているぐらいが丁度いいです。

 採用面接は点数が高ければ受かるわけではありません。その学生と働きたいかを確認するものです。絶対評価ではなく相対評価であることを理解しましょう。なので「他の人と同じ」では採用する側のメリットがありません。面接時にストレスをかけるために圧迫面接する会社もあります。

面接事の会話のポイント

 面接官からの質問に「はい」か「いいえ」だけで答える学生がいます。自分から一歩踏み込んで話を広げるように一言加えるようにしましょう。

挨拶だけでも

「おはようございます」

よりも

「おはようございます。今日もいい天気ですね」

と一言加えた方が話が広がりやすくなりますし場も和みますよね。

 面接では未来や将来のことではなく、過去の事実でないと判断できません。ですので「御社に採用いただいたら〜」という将来の話は意味がありません。結果=実力とみなしますので過去の実績をアピールするようにしましょう。

最後に

 面接をする担当者の立場に立って考えてみてください。あなたには一回の面接ですが面接担当者は1日に何人も面接をします。一日10人と会ったとしたらそれなりにインパクトがない限り忘れられます。つまり面接で当たり障りのない回答は意味がないことが多いです。

 新卒で就職する企業は自分の社会人としてのスタートでもあります。後悔が残らないようにしっかりと準備して望んでくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました