衰退している業界で働くと損しますよ【正当評価が得られません】

 社会状況がめっちゃ早く大きく変化している今、どの業界で働くのが良いのでしょうか。新型コロナウイルス感染拡大の影響で大きく業績が落ち込んで来る企業ばかりに目が行きがちですが、逆にコロナウイルスによる変化が追い風になっている企業も多くあります。今回は伸びている業界と衰退している業界どちらの業界で働いている方が金銭的に利益を得やすいのかを考えてみました。

今後伸びていく業界はこんな業界

・IT業界
・インターネット広告業界
・医療業界
・ECビジネス業界
・倉庫物流業界
・農業、漁業、林業

 などが挙げられます。いずれもコロナ感染を防ぐために外出を控えて過ごしている人々の消費の対象になっていたり、感染拡大を防ぐために日々奮闘しておられる医療系の業界だったりしています。AI化は年々進化を続けていますので今後AI化が進んでも代替できない業界である場合もありますね。

今後衰退していくと言われている業界

・金融業(地方銀行)
・出版業
・交通業
・ビジネスホテルなどの宿泊業
・オフィス事務所不動産業

 などが挙げられています。
IT技術の進歩により金融機関では人手が不要になり。出版業はWEB出版などが標準化していくので厳しい状態が続くことが予想されます。ビジネスでの需要があった旅行業界や不動産業界についても、働き方改革が進んでいくにつれWEB会議が浸透することで出張や宿泊が減っていき、テレワークが進んでいくことで事務所そのものが不要になってきたりしています。

需要が変化している

 ITの進化やコロナウイルス感染予防により生活習慣がこの2020年2021年で劇的に変化しています。これから先の時代はオンライン化すること、DtoCのように直接販売することができないと衰退していくと言われています。会社を通さずに直接生産者がユーザーに届けることが出来る世の中になったので当然と言えば当然です。
 自分が勤めている会社が衰退する側の業界にいる場合は早々に他の業界に移籍した方が幸せになれるかもしれません。「会社に対しての愛着や同僚とのつながりがあるので中々結論が出せない」と感じる人もいるでしょうが、衰退業界に留まる場合は次のことは覚悟しなければなりません。

衰退業界では会社の将来性が望めない

 先行き不透明な衰退業界は新卒採用は減少していきます。当然中途採用もあるでしょうが衰退業界へと転職を希望する人は多くありません。そのため衰退企業では慢性的な人材不足になり、既存社員への業務量が増大します。仕事は増えど売り上げが望めないため、給与も上がらず消耗戦となっていきます。

衰退業界で得たスキルが使えない

 業界自体が徐々にAIに置き換わって行く場合、業務知識を得たところで自動化されてしまうであろうスキルは意味をなさなくなります。転職を考える際もそのスキルが使えないので転職の幅を狭くする事になります。
 例えば金融業で融資のための査定スキルを高めてもいずれ数値的なものは自動化されるでしょうから、そのスキルそのものに価値がなくなってしまいます。

衰退業界では結果と給与が比例しない

 伸びている業界では業界全体が伸びているので自分が努力をそれほどしていなくても、会社自体にある程度の自然の伸びが生じますので何もしなくても給与は上がっていきます。

 例えば、業界の伸び率が130%で成長していれば、通常の会社は130%近辺の伸び率で伸びていきます、ですので仕事の出来が90%程度の社員でも120%近くの給与の伸びが期待できます。

 対して衰退業界で働いていた場合70%で衰退していく業界だとした場合では、努力して130%の仕事の実績を残したとしても、全体が衰退している影響で、現状として90%程度となり給与は10%近く減少していきます。

 ですので、伸びている業界に身を置く事で自分の成果以上の評価を得ることが出来るため、労働の対価として支払われる給与についても結果以上の伸び率となるのです。

まとめ

 効率的に働いて、割の良い給与をもらうためにはやはり、今後伸びて行く業界に身を置くことが重要となります。とはいえ今伸びている業界が今後いつ衰退業界になるかもわかりません。働いている我々は常にどの様な業界が伸びていてどの様な業界が衰退して行くのかを捉え客観的に視点で自分を判断する必要があります。

 衰退して行く業界に身を置いていたとしても、苦境から生まれる革新的事業やサービスもあります。どちらが良いかは本人の意思によるものになりますが、「この会社じゃないと嫌だ!」と自分で決めつけるのではなく、常に大きな目で自分が置かれている業界の立場も見ておきたいものですね。

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