あなたは大丈夫?自己満足で仕事をしている人の3つの特徴

 あなたの身の回りに、仕事に集中しすぎて周りの事が見えなくなってしまい、仕事のクオリティを上げすぎちゃう人っていませんか?

 お客様の要求以上のものを商品として納品することは、それはそれで差別化にもなりますし顧客満足が向上することにもなりますが、次回以降も同じクオリティで仕事をしなければならなくなり、自分の首を絞めることにもなりかねません。

今回は会社に居ると困っちゃう、自己満足で仕事をする人の3つの特徴についてお話ししていきます。

自己満足で仕事をする人の3つの特徴

 自己満足で仕事を進めてしまう人には特徴があります。しかも仕事をしているモチベーションに悪意は無ありません。むしろ善意というか良いことだと思っています。自分の納得するものを作ることが大切だと考えてしまっているのです。以下のような特徴がある場合は注意が必要かもしれません。

仕事が自分を表現する場所だと勘違い

 お客様が何を求めているのか考えずに、全ての仕事に対して自分のルールを当てはめる人がいます。ですがお客様の要望はそのタイミングによって様々です。時間を優先するのか、費用を優先するのか、完成度を優先するのか。それによって仕事に対してのアプローチ方法が変わってくるはずですが、自己満足な仕事をする人は、自分のやり方にこだわる人多いです。

「俺の仕事の方法はこうだから」「今までずっとこの方法でやってきたから」と訳のわからない事を言う人がいます。お金を支払っているのはお客様ですから、余程の信頼関係がある場合や大ファンでもない限り仕事の方法を受注している側に任せることはありません。

「貴方に頼みたい」と言うリクエストがなければ、お客様の方針に従うべきで、「自分」を出す必要はありません。それが理解できないのは、ビジネスとしての経験値が足りないというか、会社の仕組みを理解していないのではないでしょうか。

完成度を上げることが顧客満足だと勘違い

 完成度は自分が決めることだと勘違いしていることが多いです。
全ての仕事に共通するのは「お客様」の要望や希望に沿って行うものということです。
完成度を決めるのは自分ではお客様なのです。そして完成度を上げたい人は納期を無視していることが多いです。

 完成度を上げると言うことは、「時間がかかる=お金がかかる=お客様の出費が増える」となります。普通に考えると喜ばれるものではありません。
自己満足の仕事をする人は、お客様のためを思って一生懸命に完成度を上げる事が、逆にお客様の迷惑になる事が理解できません。

相手の立場に立って考えていない

 自己満足度の高い仕事がお客様の望んでいるものと盲目に思ってしまうことは、結果としてお客様の立場に立っていません。本当にお客様目線なのであれば、仕様や金額、納期をしっかりと確認しましょう。お客様としっかりと話をして、望んでいる製品をしっかりとお互いに理解することが顧客満足をあげる唯一の手段です。 

お客様の望んでいるものを理解した上で、予算や納期が変わらずに高品質になるのであればそれが顧客満足になります。

 自己満足に仕事をする人は品質にしか興味がなく仕事の上で大切な”時間””費用”については気にしていませんので、時間と費用を気にするようにすることで自分の仕事の妥協点が見えてきます。その妥協点をその時できる最上点にすることがお客様の望んでいる商品となります。

自己満足で仕事をする人との付き合い方

 自己満足で仕事をする人を言い換えると、「自分の仕事にプライドを持ち、妥協を許さない人」または「しっかりとした自分の価値観を持ち他人の意見にも振り回されない人」といい方向に言い換えることができます。こうすると、どうですか?ちょっと見方変わりませんか?

 では、自己満足で仕事をしてしまう人にはどのように注意したら良いのでしょう。

気がついて貰えるように注意する

 自己満足の仕事の結果は望んでいるものになっていないことが多いと言う現実があるのであれば、しっかりと事実を認識してもらいましょう。自分は一生懸命仕事をしているだけで誰にも迷惑をかけていない。と考えている人が多いので。迷惑をかけているとは思っていません。

寄り添ってあげる、認めてあげる

 自己満足な仕事をする人の多くは承認欲求が不足している人が多いです。他人に認めて欲しいから必要以上に仕事に打ち込んで完成度を上げてしますのです。そうならないためには、話を聞いてあげるようにしましょう。「そうですね」「なるほど」など否定も肯定もしない程度に聞いてあげるだけでも満足します。自己満足な傾向にある人は承認欲求が強めな傾向なので話し好きです。

 否定的に聞いたり自分の意見を挟んだりすると機嫌が悪くなりますので、意見を言う時は一通り話が終わったら意見をするようにしましょう。その際も肯定しながら新しい事を提案するといいです。「そうなんですね!でもお客様の〇〇が希望らしいので、今回はお客様に合わせてみましょうよ」など、相手の意見を聞いて一度認めてから正しい方向へ誘導してあげるとうまくいきます。

距離感を持って接する

 自己満足な仕事をする人は、プライドが高いので指摘してもすぐに聞き入れてくれません。あまり意見するとヘソを曲げられたり、敵視されてしまったりすることもありますので適度な距離感を持って接してください。

 自分自身も過度な期待は抱かない方が無難です。思った通りに行かないと「裏切られた」「何回言っても治らない」「腹が立つ」と言う感情が出てきてしまうこともあるので、期待しない方が気分は楽です。仕事以外では合わない中立的な距離感が理想です。

まとめ

 お客様のリクエスト通りの仕事をする人も、自己満足の仕事をする人も、最初は相手に喜んでもらいたいという同じ気持ちから始まっています。

 一生懸命に仕事に打ち込むあまり、周りが見えなくなってしまうことは誰しも起こり得ることです。忙しい時や集中が必要な時ほど「お客様の望む商品」をイメージして相手の視点で考えることが重要です。常に相手側の気持ちになって仕事を進められるようにしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました