仕事のペースは人それぞれで、仕事が早い人、遅い人様々です。職場に仕事が極端に遅い人がいるとイライラしたりチームワークが乱れたりします。
その人に悪意はないのだけど、なんとかしなければいけませんよね。そんな仕事が遅い人の取る行動と改善方法について考えてみました。
仕事が遅い人の行動
自分のペースで仕事している
仕事がこの先どのように進んでいくのかの理解が足りず、自分一人のペースだけで仕事をしている人は仕事が遅くなります。
急ぎの仕事なのにも関わらず、完成度や自分の納得度に囚われてしまい仕事が遅れることがあります。遅れたとしても「半端な商品は出せない」と頑なです。効率化を進める上でも過去のやり方や伝統を重んじる職人気質があるので進みません。
完璧主義な上に自分が間違っていると考えることが少ないので反省はしないことが多いです。
言われた事しかやらない
仕事を学校と同じように捉えていて、与えられる問題をこなしているとお給料がもらえると考えています。その為、仕事の中から何かを学ぶ姿勢はありません。
仕事を進めていく中で問題やトラブルが発生したときは、その場に応じた対応を取ることが出来ないので、そこで上司に確認するため一人で完結することが出来ません。言われたことを実行することに喜びを感じるので、トラブル対応が出来なかった自分に対して振り返って反省することもありません。それは上司の仕事と考えています。
優先順位がつけられない
仕事の締め切りに合わせて、締め切りの早い仕事を先に終わらせて、締め切りに余裕のある仕事を後に回すのが普通ですが、どれを先に進めればいいのか、他の仕事とのつながりが理解出来ないで優先順位を想像することが出来ません。
仕事の中で手を抜いてもいいところ、手を抜かずに完成度を高めるところの区別もつかないので、全てのものを同じ順序、順位で進めます。新入社員の頃は問題ありませんが、入社して数年経っても順位付けの考えがない人はどんどん仕事が遅れていきます。
残業ありきで仕事をしている
「生活残業」と言われていたりしますが、実はこれは結構多いと感じます。日中おしゃべりしながら仕事をしていて、夕方の就業時間後に仕事をし始めます。
そもそも残業をしないと生活が厳しくなるため、残業をもらうことを前提に生活設計をしているので、定時までに終わらせる気すらありません。”残業の給与>人生の時間”の価値観なのでこのような人がいると、その人に関わる他の仕事も当然遅くなるので、悪循環を引き起こしてしまいます。
上司へのアピールばかりで仕事をしない
仕事でアピールすればいいものを、仕事以外の言動で上司へ自分は仕事ができるアピールをします。効率的に仕事をしていればアピールなんてしなくても評価されますが、仕事が出来ない人は、自分がいかに素晴らしいかを直談判したりします。
このようなタイプの人は上司に対しての媚びる態度とそれ以外の社員に対しての態度が全然違うので、近くに寄らないようにしましょう。
仕事ができる人に変わる方法
仕事が遅い人の多くは悪気がないことが多いので、正しい仕事の方法を教えていくことで仕事が出来る人に変わることが出来ます。
仕事の”型”を作る
どんな仕事にも”型”があります、タイムテーブルを作って1日をスケジューリングしどの時間帯で何の仕事を進めるのかまで決めます。
強制的に時間の概念と効率性を理解することで、仕事のゴールが明確になります。どこまで進んでいるのか解らなくて効率が悪くなっていた仕事がゴールを与えることで進んで切る実感が湧くので意欲的に仕事を終わらせることが出来ます。
”全体像”を理解する
自分の仕事がどこから来てどこにいくのかが理解していない場合は、前後の仕事もOJTの中で取り入れましょう。全体の流れを理解することで力の入れる場所、”仕事のツボ”がわかるようになります。これにより優先順位もつけることができるようになります。
見てあげる
自分に否定的な感情を持っている人は、仕事に対しても否定的で、言われたことだけやればいい。どうせ自分は見られていないし。と考えていたりします。 その為、日々その人を見てあげるようにしましょう。ここで言う見てあげるは視線を送るだけではなく、その人に日々寄り添って伴走しているイメージです。
もし自分が上司や先輩なら、頑張ったことを認めてあげて、褒めて認めてあげることで自己肯定感が高まっていきます。「できる」という感情が出てくると仕事をどのように効率的にこなしていくかを自主的に考えてくれるようになります。
働く場所を変える
生活残業と上司へのアピールで仕事を遅くしている人がその会社の大半を占めている場合は、残念ですが効率的な会社にするのは非常に難しいです。
上司が残業を減らすように話しても自分のことを正当化しますし。会社の評価も上司に気に入られるか、で判断されてしまうので、そのような会社に入ってしまった場合はさっさと転職したほうがいいです。
正当な評価が得られる会社で働きましょう。
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部下に仕事が遅い人がいる場合は上司であるあなたの腕の見せ所です。仕事の型を教えて、しっかり見てほめてあげることで仕事のできる人に変わります。最初から仕事が早い人はそうそういません。焦らず順序立てて説明すれば、仕事の遅い人はいなくなりますよ。
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