働いているとリーダーを任されるタイミングはきますよね。プロジェクトのリーダーだったり部署のリーダーだったり。
しかし、いざリーダーになると何をしていいのか分からないことが多いですよね。
ということで今回はリーダーになったらやるべき3つのことについて考えていきましょう。
リーダーとマネージャーの違い
まず最初にリーダーとマネージャーの違いについて理解をしておきましょう。実際にリーダーとマネージャーは呼び方が違うだけでやる事一緒でしょ?って思っている人もいるかもしれませんが、リーダーとマネージャーでは目的自体が全く違います。
ここを理解していないと、「一生懸命に動いていたけど、リーダーじゃなくてそれはマネージャーの仕事だった・・・」なんてことが起こってしまいますので気をつけましょう。
リーダー は自ら先頭に立ち道を示していく存在 マネージャー はメンバー全員が持てる力を発揮できるように支援する存在です。
例えば、登山をしているとすると、リーダーは地図を広げて道を示し進むべき道を示す存在ですし、マネージャーはメンバー全員が脱落することがないよう、個人の能力を発揮できるように支援する存在です。似ているように見えるリーダーとマネージャーはその目的は大きく異なります。
リーダーがするべき3つのこと
チームの将来像を描く
チームのゴールを描きましょう、そしてそのゴールするまでの計画を立てます。計画を立てる時のコツは代替案も考えておくことです。一つのプランが上手くいかなくてBプランがあれば最初からやり直す手間も時間も省けます。
目標設定のコツは3つのWで考えることです
What:何を目標にするのか When:いつまでに達成するのか Why:なぜこの目標なのか
一番大切なのはWhyです。なぜこの目標なのかその設定の背景と重要性を認識し、達成した場合の影響などをメンバーでしっかりと共有します。
共有をしっかりとすることで、メンバーの納得度が上がりパフォーマンスを最大限発揮することができます。逆に納得できない場合は「やらされ仕事」になってしまいパフォーマンスが低下してしまいます。
一度の説明で納得できなくてもリーダーが何度も説明することで納得することもあります。一度で理解してもらえないと「何回言えばいいの?」などと言いたくなる気持ちも分かりますが、そこは堪えて何度も繰り返し説明しましょう。
メンバーが自発的に動ける状態を作る
チームメンバーで最大の効果が生み出せるようにします、そのためには業務の無駄を省き、業務の質を向上できるようにしなければなりません。
一人一人の特性やスキルを正しく評価して、ポテンシャルを引き出せる仕事を割り振ります。この時はメンバーの欠点や弱点などの弱みを無くすことはせずに、強みを伸ばせる仕事を任せるようにしましょう。
慎重な人に大きな判断が必要な現場を任せたり。楽天的な人に繊細な仕事を任せたりするとストレスになるばかりか費用対効果は最悪になってしまいます。
計画を実行していく上で失敗することもあると思います。その時は失敗をほめましょう。
リーダーとして一番怖いのは自分が「裸の王様」になることです。メンバーからの失敗の報告にいちいち腹を立てたり、感情的な対応をしていては「怒られるからこの報告はやめておこう」と思われてしまい。正確な報告が上がって来なくなります。正確な報告が上がって来ないと次の”正しい打ち手”を打つことができなくなり、傷口を広げる結果になってしまいます。そうならない為にも、「失敗はほめる」ようにしましょう。
リーダーとしての背中を見せる
山本五十六の有名な言葉があります
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
リーダーは最初はメンバーに向けて「やってみせ」ないといけません、言葉だけのリーダーはいきなり「言って聞かせて」から始めるのでメンバーは誰もついていきません。
この「やってみせ」はメンバーの仕事をやってみせるという意味ではなりません。勘違いしてメンバーの仕事を全て自分で行おうをするリーダーがいますが間違いです。
スーパーの店長がレジ打ちを一番早いわけでもありません。品出しが一番早いわけでもありません。この場合の「やってみせ」は会社のビジョンや方針を率先して行っているか。ということです。リーダーであれば部署のミッションを完遂するために最善を尽くして行動している姿勢を見せているか。ということになります。
何も言わなくても、先頭に立って行動している姿があれば、それで背中を見せていることになります。
まとめ
リーダーは社会人として成熟していくと必ず通る道でもあります。理想のリーダーやイケてるリーダー像は誰にでもあると思います。最初から理想のリーダーになんてなれません。たくさん失敗して辛い思いもしているからこそ、人の痛みを理解できるリーダーになれるのです。
思った通りにできないからと、自分を責めることをせず、失敗を楽しみましょう。「将来の話すネタが一つ増えた」と思えば失敗することもネタの一つでしかありません。失敗して成功して楽しみながらリーダーを学んでいきましょう。
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