休みの日なのに、出かけないで家にいるのはもったいない!
家で本を読むことも大切ですが、天気がいい日は外にお出かけして色んなものを目にしたり、体を動かしたりして遊びましょう。
子供にとっての休日は普段出来ない経験をするチャンスです。
お父さんお母さんも一緒になって子供たちと一緒に新しいことの挑戦してみてはどうでしょうか。
経験値を増やすメリット
幼児期には五感使った体験を多くすることで脳の神経細胞ネットワークが繋がりやすくなるそうで、あまり使わない脳細胞ネットワークは体に不要なものとして無くなってしまうそうです。より多くの神経細胞ネットワークを開発するためには五感使った経験を多くすることが大切だと言われています。幼稚園や保育所、小学校などで学べることももちろん多くありますが、休日には親や家族としか経験できない事に挑戦してみてはどうでしょうか。
様々なことを体験することは、将来の自分の可能性を広げる事にもなります。
私たち親のすべきことは「子供の可能性を広げること」です。そのためにはできる限り多くの経験を得る機会を作ってあげましょう。
経験値を得るためには失敗は必要
思い出してみてください、自転車で転んだり、海で溺れかけたり、思いっきり転んで傷だらけになったことはありますよね。でもそのお陰で、自転車に乗れるようになったり、泳ぐことができるようになったりしています。成長するために失敗は大切です。
今の時代は学校も「危ないこと」をあまりさせてくれません。怪我をしてしまうと学校の責任が問われてしまうからです。でも危険なことを避けていては何も経験するとこはできなくなります。
経験を得るためには挑戦することが必要ですし、挑戦をしないと成功や失敗という経験自体もできないのです。
親の立場から子供達を見てみると、「危なっかしい」と思うことは多くあります。でも最初の挑戦だから危なっかしいのは当然です。挑戦している途中で親が手助けをしてしまうと子供たちは失敗することすら出来なくなります。子供が自分で挑戦し、困難を乗り越える方法を知る機会を、親である我々が奪わないようにしましょう。
失敗から得る方が経験値は高い
失敗から得られるものは多くあります。今までの方法が間違っていたとか、準備が足りなかったとか気がつくことが多くあります。何度も挑戦し失敗したらその原因を考え、また改善する。
遊びの中で失敗を繰り返すことで、自然とビジネスの基本のPDCAが身につくようになるのです。
失敗は成功のもと。とよく言いますが。失敗しても諦めないから成功できるのです。夢中になれること、興味があることがあるのならなんでも構いません。好きなことを好きなだけやらせて失敗させましょう。本気で望んで失敗した時の方が得られる経験値は高いですし、自分が夢中になれることなら失敗しても何度でも挑戦することができます。
失敗を繰り返すことで、レジリエンス、忍耐力のある姿勢を養うことができます。
大人が本気で取り組まないと子供も本意で遊べない
今の子供達は本気で取り組むことが苦手だと言われています。それは身近な大人たちが常に正解を子供達に示している事に要因があります。大人が活動の範囲を子供達に与えてしまい、その中で活動することを望んでいるためです。
まずは自分たち大人が意識を変えて、本気で取り組む姿勢を見せることが必要です。子供は大人が思っている以上に私たちのことを見ています。遊びについても子供以上に遊んでやる。くらいの気持ちで臨むと子供たちも本気で相手をしてくれるようになります。
「子供に本気になってほしい」と考えているのならまずは、「自分が本気になる」ということを実践してみましょう。
子供が勉強してくれない、と悩む人がいますが「一緒に勉強しよう!」というと子供達は勉強を始めます。まずは背中を見せることが大切です。
経験値を得られるスポット
今回はメジャーなところではなく、意外と子供も面白がってくれる場所をピックアップしてみまして、お出かけスポットがネタ切れしたりしたときに行ってみてください。面白い発見があるかもしれません。
科学館
小学校に上がるときに遠足で行ったりしますが、地域にある科学館は結構アクティブに科学を学ぶことができることが多いです。音の伝わり方や光の反射など、当たり前だと思っているものを科学的に説明してくれているので、子供の好奇心を刺激することができます。大人になってから科学館に行ってみても、新しい発見が多くあります。幼児には美術館は難しいかもしれませんが、プラネタリウムなどの天文台も幼稚園ぐらいでも楽しめるようにできているのでおすすめです。
歴史民俗資料館
各都道府県に整備されている資料館です。旅行に行ったときにちょっと寄ってみると面白い発見があったりします。その土地がどういう成り立ちで出来たものなのかだったり、名産品がなぜ生まれたのかだったりを解説してくれています。大人も自分の県の資料館には小学校の遠足なんかで行ったことがある人が多いと思いますが、他県の資料館は行ったことあまりありませんよね?他県の産業なんかを知るきっかけにもなりますのでおすすめです。
ボランティア
地域の清掃活動のボランティアなんかはどこの県でもあったりします。小さなお子様で災害復興ボランティアは難しいですが、地域清掃ぐらいは楽しいですよ。ゴミ袋を持ちながら道路や地域の公園なんかを清掃しますが、どれくらいのゴミが落ちているのかを理解することができますし、一緒になる人との人間関係もできます。
アスレチック公園
体を動かす系では、アスレチックが多く置いてある公園に行ってみてはどうでしょう。県や市で運営している公園の場合は費用も無料の場所が多くあります。
公園で遊具を使いながら体で遊ぶことでバランス感覚や運動能力を鍛えることができます。実は運動能力は両親からの遺伝で決まるのではなく、いかに運動して経験を積むかが大切と言われていて、運動を向上させる神経回路を作る能力は8歳がピークと言われています。
幼児の運動能力を上げたい時は、公園で遊ばせるのがベストかもしれません。
多くの経験をさせること
親ができることは、「広く多くの様々な経験に触れさせること」です。色々な経験は子供の感性を豊かにします。多くの経験をさせるためのコツはその種類を親が決めるのではなく。子供が最初に興味を示さないことでも経験できるように、様々なことをまんべんなく経験できるように導いてあげましょう。
そして色々な経験をさせる上で大切なことは「他の誰かと比べない」ということです。「同じクラスの〇〇ちゃんはできていたよ」とか言われても子供はやる気になりません。それどころかお父さんとお母さんは自分に期待していない。と考えてしまい、行動する気力を無くしてしまうのです。
昨日できなかったことが今日できたら素晴らしいじゃないですか、そこに他の誰かは関係ありません。
誰とも比較をせず、親のエゴを入れずに広く多くの物事に触れ合う機会を持ちましょう。
自分の興味があること、楽しいことが見つかったら子供達は自分の力で成長していくはずです。早く見つけてあげたいと思う気持ちもありますが、無理に早く見つけなきゃ。と焦ることでもありません。
大人である私たちも子供達と一緒に楽しみながら、多くの事に触れ合いいろいろな可能性を探っていきましょう。家族で一緒に楽しむ時間こそが子供達にとっては大切な経験なのかもしれません。
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