多くの企業が存在する中では、労働環境がよくない企業が存在しています。今はそんな企業を「ブラック企業」と呼んでいます。
厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。
自分の勤めている会社がブラック企業なのか?という疑問を持つ人も少なくないと思いますので、「あなたの会社は大丈夫?ブラック企業の特徴3つ」と題してをあげてみました。
①業務マニュアルが無いが、売上ノルマは普通に与えてくる。
従業員については定着率がとても低いので入って早めていく状態なので、社員が業務マニュアルを作る暇がない。本来は人事部や部署内に教育の係がいるはずですが、どの社員も社歴が浅いので人に教える余裕などなく、自分のノルマをこなすことで精一杯です。通常の企業は社員が独り立ちするまでは先輩社員が寄り添って教えることが多いです。お客様に対しても失礼ですしね。
もしあなたの会社に業務マニュアルがなくて、仕事は見て盗め。的な場合は要注意です。
②始業時間の前に出社させられる
うちの会社は9時に始業だから8時半にきてね。なんて会社ありませんか?9時に始業であれば9時までに来ればOKです。もし始業前の掃除が義務化されている場合はその時間は早出残業時間です。9時に始業で8時50分から朝礼。この場合も朝礼の10分間は労働時間です。朝礼は9時から開始が正しいです。安全上必要な職種の場合は着替えの時間も労働時間となります。
「9時に始業なのだから、着替えて働けるように準備して9時前に前には机に座っているべきだ」と言うのも間違いです。飲食店の場合だとわかりやすいと思いますが、お店のオープンの時間が就業時間じゃないですよね、仕込みの時間や後片付けの時間だって労働時間になります。
③時間外労働が多い、残業が全額出ない
5時で終業なのに、「お先に失礼します」と言ったら無視された。こんな経験はないでしょうか。一般的に残業は上司の指示で行うものですので、指示が無い場合は会社に残ってても仕方ありません。会社にみんな残っているから帰りにくい。上司の顔色をみて仕事もないけど残ってしまう・・・。
そんな理由で残業を強いるような会社は残業代も出ない場合が多いのではないでしょうか。
上司が残っているのは業務時間内に仕事を終えることができないからです。あなたには何も関係ありませんのでさっさと帰りましょう。
3つのブラック企業の特徴について述べて来ましたが、ブラック企業と呼ばれている会社は、本来会社として整備しておくべき事が出来てなく、出来ない理由を従業員の責任にしているような企業が多いような気がします。
このような環境に長く身を置くと、労働時間が長い為に自分の時間が失われ、思考能力が低下し、会社に行くことが正義のような感覚に陥ってしまう場合がありますので注意してくださいね。
「会社辞めたいけど先輩社員はいい人なので・・・出来ない」これも思考能力低下の一つだと思います。気をつけましょう。
会社がブラックの場合、退職願を持っていっても受理してもらえない場合がありますので、その場合は無理せずに退職代行などに頼んでみるといいかもしれません。
退職を申し出たら親しい先輩に止められた。なんて事があるかもしれません。
あなたの人生です、相手はブラック企業なので先輩が可哀想とかの感情は忘れましょう。むしろ私が見本になってやるぐらいの気持ちでいた方がいいです。
辞めると決めたら、過去のタイムカードや上司との会話記録を保管しておきましょう。労働基準監督署に相談すると今までの未払い給与が支払われるケースもあります。確か2年ぐらいはさかのぼってもらえるはずです。
時間は、会社の為の時間ではなく、あなたの命の時間です。
お金よりも大切で、1番の資本なのはあなた自身の体です。大切にしてくださいね。
ブラックだと思ったら近くに寄らないのが一番です
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