自己評価が高い人・自信満々な人は仕事ができない理由【フィードバック方法】

組織などで行われる評価制度。やけに自信満々だったり出来ていないのに自己評価が高い人っていませんか?

そんな人にフィードバックする時って何を話していいのか悩みますよね。

だって自分の仕事が完璧!って思っているのですから。

本人も傷つけず、気持ちも挫けないように上手にフィードバックするにはどうしたら良いのでしょうか

なぜ自信満々な人は仕事ができないのか

 元々人間が自分で行う評価は平均より上だと答えることが多くあります。「あなたの幸せ度合いは?」「あなたは運動神経が人よりいい方?」と質問すると多くの人は平均的かそれよりちょっと上だと思うと答えるようです。

 ある実験によると、テストの点数があまり良くない下位25%の人の自己評価は自分が半分より上、50%より上位にはいるはずだと考えていることがわかりました。心理学ではこれを「平均以上効果」と呼んでいます。

これは、自分自身を良く考えてしまうバイアスによって引き起こされるものと言われています。

逆に成績が優秀な人たちは、自分の能力を平均より低く考えている傾向が高くなるそうです。

つまり出来ない人は自分をよく考えていて、できる人は自分のことを低く見積もるのです。

 これは勉強や仕事においては、自分の設定するゴールの場所に大きな違いが出ます、仕事のできない人は低いゴールを目標にしてしまい、そこまで出来たので完璧だ。と考えてしまうのです。そもそものゴールの位置が平均以下なので、周りの人との乖離ができてしまうのです。言い方を変えると、仕事が出来ない人は「楽観的」に考えすぎて仕事を「ま、いいか」で終わらせてしまうことが多く、仕事ができる人は「悲観的」に考えて徹底的に準備をするようになります。その結果自信満々な人は仕事のレベルが低くなってしまうのです。

自己評価が高い人を放置しておくと大変なことに・・・

 過大な自己評価をする人は「自分が他人よりも優れている」「私が間違っているわけがない」と無意識で思っているので、客観的評価との乖離が多くあります。

 仕事であれば自己研鑽をする事をあまりせず、自分の後輩に指導するようになり自己礼賛に走るようになります。無意識なのでもちろん悪気もありません。早めに軌道修正をするようにしましょう。

自信満々な人へのフィードバック方法

 自己評価と客観評価の差が大きい人へのフィードバックは結構心が折れますよね。自分の心が折れないためにも、しっかりと準備をして向かいましょう。フィードバックはあなた個人の感想を言っているわけではありません。「仕事でしっかりと結果が残せるようにする為に、相手の現状とその行動の評価を伝える」ことにあるのです。「目標を達成するための軌道のズレの確認と、達成の為の最善な方法を確認」する場所です。

面前で行うこと

 最近業務の中でフィードバックや1on1など面談の機会を多くとっていく企業が多くあります。面前で向き合って行うのが当たり前のことなのですが、面前で行っていない人が実は結構います。

 喫煙者同士で一服しながら話したから大丈夫。メールで伝えてあるから大丈夫、普段からコミュニケーションが取れているから大丈夫。と勝手に思っている上司が結構いるのです。

 フィードバックを受ける立場からすると、何かのついでに言われた一言をそんなに深く受け止めることはしません。フィードバックはしっかり時間と場所を確保して、改まって行うことが大切です。

フィードバックは数字で行うこと

 自己評価が高い人には何を話しても受け入れることができません。そもそも自分に自信があるので、客観的に数値で示していかないと自分の間違いに気が付くことすらありません。個人の営業成績が明確な営業や生産系の部署の人は仕事のできを数値化することが比較的容易ですが、経理事務や人事総務などの仕事の内容が数値化し難い部署については「平均以上効果」をしている人が多くなる傾向があります。

 そのためにどのような仕事でも数値化をするようにしましょう。数値化していない状態でフィードバックは単に「私のことをよく思っていない上司」と捉えられてしまう可能性があるからです。

 営業であれば、受注件数で比較することは容易ですし。総務経理だとしても会計の非違件数などを使えば数値化することは可能です。出来るだけ具体的に数値化することが大切です。

良い点も伝える

 何も考えないでフィードバックに臨むと、「出来ていない事」や「改善すること」ばかりを伝えてしまいがちになります。フィードバックをした後にモチベーションが下がるのではそんなフィードバックはしない方がましです。フィードバック後は前向きに次の仕事に取り組めるように褒めるべき点、プラスの点を準備しておきましょう。人間の本能として欠点は見つけやすいですが、「良い点」はなかなか思いつかないものです。あらかじめ準備しておくことをお勧めします。

こまめに行う

 自己評価が高い人は、「自分の仕事の方法が間違っているかも知れない」と考えることが少ないので、「報連相」をしっかりとしてくれません。その場合はこちら側から問いかけてあげることがとても重要です。

 自分の仕事の完成レベルが低いことをしっかり認知させることを繰り返すことで、「平均以上効果」は少しずつ弱くなっていきます。さらに時間をかけて周知を継続すると「平均以上効果」は弱まり自己を過大評価することがなくなっていきます。

まとめ

 自己評価が高いことが人間的に素晴らしいわけでもありませんし、人事評価が高いことが優れた人であるという証明でもありません。あくまでも仕事の上での評価というだけの話です。

 評価する側もされる側も人間ですので好き嫌いはあるのかも知れません、人は「変わり続ける」生き物です。一度の評価で考え方と固めることをせずにしっかりと人として向き合ってフィードバックを続けていくことで、あなたのチームはきっと素晴らしい結果を出すことができるはずです。

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