内定式も終わり、学生生活も残すところあと半年程となりました。
就職が決まってほっとしている反面、時が進むにつれて、社会人になる自分に対しての不安も出てきているのではないでしょうか。
今回は、企業の採用担当が考えた学生に準備してほしいこと10個をあげてみました。
今のうちから準備しておくと、すんなり社会人生活に馴染めると思いますので、参考にしてみてくださいね!
入社までに準備すること
卒業すること
過去に何名か実際にいました。「すみません・・・卒業できませんでした・・・」と電話をもらったことがあります。
内定は卒業が前提ですので、卒業できないと採用も見送るしかありません。
会社としては、「私は自己管理ができません」と証明されたことになりますので、次の年度に卒業したとしても会社の見る目は厳しいものになります。
もう一年単位取得と就活をしなければならず、更には3年生からインターンが当たり前の現在では、卒業ができないことが確定してから就活を再スタートするので大きく出遅れてしまいます。
当たり前のことなのですが、卒業できるようにしましょう。
生活環境の改善
学生生活では夜にバイトをしていて、午後から学校に行っている学生も多いと思いますが、多くの企業は9:00〜17:00がコアタイムです。ですのでその時間帯と就業時間としている企業が多くあります。睡眠時間をしっかりと確保して会社に臨む体制にするには体をある程度慣らす必要もありますので、昼夜逆転の生活をしている人は1ヶ月前ぐらいから慣らすようにしましょう。
入社後1ヶ月ぐらいは、緊張もありますので普段以上に疲れます。無理をすると体調を崩してしまうので、万全の体調で臨むようにしましょう。
時間厳守の生活
学生は遅刻しても、大きな問題にならない事が多いですが、日本の会社の場合、遅刻は厳禁です。時間を守れない人間には仕事を任せられないと考える会社も多くあります。新入社員は仕事も半人前です時間は守るようにしましょう。逆の見方をすれば時間を守るだけであなたの信用度合いは上がっていきます。ぜひ実践しましょう。
通勤がバスや車での移動の場合は、朝の通勤の時間帯に実際に職場まで行ってみて、シミュレーションすることも大切です。普段は10分で着く場所も朝は30分かかる場合も普通にあります。
読書の習慣
社会人になるどうしても、耳に入って来る情報や話題に上がる内容が社内や業界の話題になってしまいます。その中で外部の情報を仕入れて来られる人は実はあまり多くありません。新聞や雑誌ですら読まない社会人が非常に多いためです。
週に1〜2冊の読書をする社会人は実に2割ほどしかいません。読書の量は年収に比例するとも言われています。給与を上げるためには読書をしておいた方が上がりやすくなるとも言えます。
学生のうちは「みんなが読んでいないから私も読まなくていいかな」と考えてしまいがちですが、社会ではみんなと同じことに価値はありません「みんなと違うことをするから価値がある」と考えるようにしましょう。
社会人としてのマナー
多くの企業では新入社員研修でマナー講座をすると思いますし、学校でもある程度学ぶ機会があると思います。学ぶことと実践することは違います。実践できるように自分でもマナーを学び直してみましょう。社会に出ると宴席の場も多くあります。
宴席の場で「隣の席の人と会話ができない。どうしよう?どうしたらいい??」とならないようにしましょう。身近な大人である両親に対応方法を聞いてみるのも良いでしょう。
一年目は失敗しても多めにみて貰えますが、一年目からしっかり出来た方が「あいつ中々やるな」と印象に残りやすくなります。
英語や資格、スキルの復習
資格を取得しても、しばらく時間が経っていると忘れていたりするものです。業務で必要とされるスキルの復習をしておきましょう。
PCスキルのエクセルやワード、パワーポイントなどはどの業種でも多用されます。業種業態によってその利用方法は様々ですが、一般的な利用はできるようにしておきましょう。
自動車の運転も同様です。学生の多くはペーパードライバーです。働く前に運転の練習をしましょう。働きながら練習はできませんし。上司から「〇〇さん運転できる?」と聞かれた時に「いや自信ないです」と答えるよりも「任せてください!」と答えた方が印象は良いですからね。
業界研究
働いてから徐々に身につくもではありますが、ある程度の業界研究はWEB上でお金をかけずに行うことも可能です。大まかな業界の遍歴や今後の方向性ぐらいは調べておきましょう。
業界の全体像を把握しておくことで会社の立ち位置や今後の戦略が見えて来るようになります。全体感を意識して仕事に臨むことで自分が何をしているのかも見えてきます。
親孝行
恥ずかしいけど大切です。実際に働き始めると土日ぐらいしか休みも無いですし、そのタイミングでご両親が休みだとも限りません。学生のうちに親孝行することはおすすめです。社会に出るまで育ててもらった感謝を伝える絶好のタイミングでもあります。
親孝行といってもお金をかければ良いと言う話ではありません。親の立場からしてみたら実家に帰って来てくれることや一緒にご飯を食べてくれたりするだけでも立派な親孝行です。就職する前に両親と一緒に過ごす時間をとって感謝を伝えてみてはどうでしょうか。
友人と遊ぶ
働き始めると、毎日のように友人と遊ぶことも難しくなりますので、学生のうちに遊んでおくことをお勧めします。就職を境に住む場所が変わる人も多くいますので今の環境で会える友達とはたくさん遊んで思い出を作るようにしましょう
学生生活でしかできないことを楽しむ
働いていても有給休暇制度はありますが、1週間を超える休暇を取ることは実際かなりハードルが高いです。長期の留学や旅行などは学生生活の中の方が実現しやすいので是非行ってみてください。
会社から課題が出る場合もあると思いますが、学生のうちは学生ができることを最大限楽しむことをした方がいいです。社会人生活はこれから40年から50年あるのです。学生の生活は今しかありません。思いっきり学生生活を謳歌しましょう。
入社するまでに準備しておくもの10選
入社式までにしておくことについてお話ししてきましたが、働く上で必要な”もの”も準備しなければなりません。
最低限この10個を抑えておけば、入社してから半年は戦えます。
そんなにいる?と考える人もいると思いますが、あなたの服装を判断するのはあなた自身ではなくて上司やお客様です。個性を出すのはもう少し先にしてまずはセオリー通りに準備しておきましょう。
守破離の守ですね。
スーツ2〜3着
もしくはビジカジのセットアップ2〜3着でOK
最近はビジカジが定着しているので、スーツにこだわる必要はないと思いますが、内定式はスーツの方が無難です。それ以外に普段の勤務用にビジカジのセットを準備しておけば完璧です。
スーツとビジカジで3セットぐらいあれば十分です。働いてすぐに夏服になりますので。
ワイシャツ・ブラウス5枚とネクタイ2〜3本
ワイシャツやブラウスは月曜日〜金曜日分の5枚あると楽です。自分で洗濯する場合はもう少し少なくても良いかもしれません。5枚あると週末まとめてクリーニング作成も使えますので便利です。
クリーニングなんて高いと思う人もいるかもしれませんが、ワイシャツやブラウスは一枚100円程度でクリーニングできますし、自分でアイロンをかけると何分かかるの?と手間を時給に換算するとクリーニングはコスパ高いです。
無地のTシャツ
男性でワイシャツの下からTシャツの文字が透けている人を見かける事がありますが、社会人の着こなしとしてはNGです。無地の下着はユニクロなんかでも数百円で売っていますのでこれを機会に購入しましょう。
ベルトと革靴2セット
革靴は一足を長く履くより、二足を交互に履いた方が長持ちします。2足あった方が着回しもできるので便利です。
ベルトと革靴の色は合わせるのがセオリーですので黒の靴であれば黒のベルト。茶の靴であれば茶のベルトを準備しましょう。
ビジネスバッグ
ビジネスバックについてはこれといって決まっていませんが、学生時代のリュックで行くわけにもいきません。就活の時に購入していない場合は準備しておきましょう。
名刺入れ
会社に入ると名刺を渡されます。入社後のオリエンテーションで名刺交換の練習がある企業も多いです。
気恥ずかしいかもしれませんが名刺交換は基本ですし、名刺を裸で持って歩く訳にもいきませんのであらかじめ名刺入れは準備しておきましょう。
印鑑
今はオンライン上での処理が多くなったので、業務上で印鑑を利用することが少ないのですが、入社時の書類では利用しますので準備しておきましょう。
業務上で印鑑を利用する場合は会社で準備してくれることがほとんどなので、入社時ぐらいしか使いませんが、社会人として印鑑は必要です。しっかりした印鑑を作っておいて印鑑登録をしておくと、印鑑証明も発行できるようになります。
メモ帳・手帳
新卒一年目だから・・・と言うわけではなくメモ帳は必要です。人間は自分で思っている以上に忘れます。メモしておく癖をつけるようにしましょう。
それに先輩の話をメモしながら聞くと、「真面目で一生懸命に取り組む人」という印象を持ってもらうこともできます。
筆記用具
忘れがちですね。筆記用具。学生と違いボールペンや万年筆が多く利用されます。鉛筆やシャープペンシルはあまり利用されません。
電卓
携帯で代用ももちろんできますが、商談の際に携帯電話を出す訳にもいかないので準備しておくと便利です。価格交渉していても事務作業していても必需品です。
まとめ
新入社員が入社までにして欲しいことをまとめてみました。新しいことに挑戦するのは緊張することでもありますがそれと同時に楽しいことでもあります。是非新しい挑戦を楽しんでくださいね。
ちょっと準備しただけでも同期の中は頭一つ抜け出すことができると思います。
目立たないことが良かった学生とは違い、会社では目立つことも要求されます。
自分から新しいことに挑戦して社会人生活を楽しみましょう!
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