簡単に行動できるようになる!自己肯定感を高める2つの方法

自己肯定感って最近よく聞きますよね、実は行動するのが早い人は自己肯定感が高い人が多いです。

なぜ自己肯定感の高い人は行動力があるのでしょう、そしてどの様にすれば自分も自己肯定感を高く持つことができるのでしょうか。

自己肯定感とは?

 「自分を肯定する、好意的に受け止める感覚」のことを言います。誰かと比べて良いとか悪いとかではなく、素の自分を受け止められる感覚です。平たく言えば「私は素晴らしい」「私には価値がある」と感じることを”自己肯定感”と言います。

自己 = 自分を
肯定 = 認める
感 = 感覚

ですね。字のままなのですが、「自分で自分を認める感覚」このことを自己肯定感と言います。

 自己肯定感は、他人が自分にどのように評価しているかや、自分がどんな素晴らしい成績を達成しているかという客観的な事実から得られるものではありません。

 世間があの人は素晴らしい人だ評価していたとしても、本人が「自分はまだまだ足りない」と感じていたら自己肯定感は低い状態です。
 逆に、何も結果を出して居なくても「私は素晴らしい、だって私だから」と満足している人は自己肯定感が高いということになります。

自己肯定感が高い人の特徴

 自己肯定感の高い人は、自分の身の回りに起きる出来事全てを肯定的に見ることができます。今の自分の存在に満足しているので、苦手な分野があってもそれを否定的に捉えることはしません。自分以外の人についても「人には素晴らしい面がある」と考えているので、相手の悪いところや苦手なところを責めることはせずに、良い面を伸ばしたりその人の意見を尊重したりすることができます。

また、自己肯定感が高い人は行動力が高く、自ら積極的に行動します。誰かの評価を得る為に動いているわけではなく、「自分がしたい」から行動しているので、困難なことがあったとしても、スピードが落ちにくく積極的に取り組むことができます。

自己肯定感が低い人の特徴

 自己肯定感の低い人は、すぐに他人と比べて「周りの人と比べて自分は劣っている」と考えています。自分の意思決定に自信がないのですぐに他人に依存します。新しい物事に挑戦することも苦手です。自分の決断に自信がないので一度決めて挑戦を実行していても、他人から批判をされるとすぐに考えと変えます。

承認欲求が強いので比較して、周りの人々から賞賛されることに幸せを感じます。

他人に意思決定を任せた方が失敗した時に「あの人の決定が間違っていたからだ」と責任逃れをします。

自己肯定感と自己効力感の違い

 自己肯定感と似た言葉で自己効力感という言葉があります。自己肯定感が高い状態は「自分は素晴らしい」と無条件に認める感情です。それに対して自己効力感は「自分ならきっとできる」という目標や成果を上げるための行動に対して自分で認知することです。

自己肯定感は感情で自己効力感は認知と言われていて、それぞれ意味が違います。混同しないようにしましょう。

自己効力感が高い状態は「自分ならやればできる」と自信を持つことができます。これにより積極的に行動を起こすことができます。自己効力感が低い人は「どうせ上手くいかない」「失敗するだろう」と考え行動を起こすことをしません。

自己効力感が高い方が行動量は高く、良い結果を残すことができます。

行動量が増えるのは自己肯定感が高い場合と似ていますね。

自己肯定感は低くなりがち

 人間生きていく中で色々な挫折を経験しますし壁にぶち当たることもあります。過去にトラウマを抱えている人は自己肯定感が低い傾向にあるようです。いじめにあったり、仲間に悪口を言われたり、大きな失恋をしたりすると「自分は嫌われている存在なんだ」と考えてしまうため、自己肯定感を高く持つことが難しくなります。

また、人と比較される生活環境の中でも自分に自信が持てなくなることが多くあります。学校生活の中では成績による順位付けや人気度合いによる順位付けがありますし、社会に出ると職業や職位、年収などで比較されたりします。その自分と他人の比較をすることにより勝手に自信がなくなっていきます。

このように普段の生活の中では自己肯定感が低くなってしまう要因は多くあるのです。

しかし自己肯定感は訓練によって高めることができます。意識して高めるようにしましょう。

自己肯定感を高めるための2つの方法

 自己肯定感を高める為には自己肯定感を低いことも含め、今ある自分の全てをしっかりと受け止めます。
「悪口を言ったり、消極的な態度をとったりする」そんな自分ですら受け入れるようにすることから始めましょう。

そして、自分を受け止めることができたら、自己肯定感を高めるワークを実践してみましょう。

ジャーナリング

 心理カウンセリングでも用いられる手法で、思いつくままノートに書き続けるという方法です。何のテーマで書き続けるのかは様々ですが、例えば
「自分を前向きにする一言」
「今までで楽しかったこと」
「自分の好きなポイント」
「将来のなりたい自分」
「何をしたら幸せか」
などなど、「今の自分に合うテーマ」を決めて書き出してみましょう。
実際にノートに書き出すことで自分が自分に対してどのように考えているのかを可視化することができるようになりますし、これを続けていくことで”自分が将来どのようになりたいのか”が見えてくるようになります。

リフレーミング

物事の枠組みを変えてみることをリフレーミングと言います。
具体的にどんなことがとういうと、自分の短所を長所に言い換えてみるのです。

 例えば、「優柔不断」は「あらゆる角度から考えることができる」と言い換えることができますし、「頑固者」は「意思がとても強く何事も完遂する人」と言い換えることができます。一見マイナスな言葉でも見方を変えるとプラスに変わります。つまりあなたが短所だと思っていることは実は長所だということに気がつくことが出来るようになります。

 リフレーミングは慣れてくると自分以外の人のことの短所も長所に見えるようになります。「仕事が遅い後輩」は「仕事が丁寧な後輩」になりますし、「ガサツな人」は「スピード感がある人」と言い換えることができます。このように、マイナスの面よりプラスの面を見ることができるようになると、自分の心が穏やかになり、自然と自己肯定感は高まっていくのです。

まとめ

 自己肯定感に根拠を求めたくなりますが、自己肯定感は自分の気持ちだけの問題なので、根拠や実績は必要ありません。そして、「私は自己肯定感が高いんだよね」とか人に言う話でもありません。

自分勝手に「私には価値がある。」「自分は素晴らしい」と感じていれば良いのです。

 自分はこれで良いのだろうか。と振り返って考える時間も確かに必要ですが、自己否定を繰り返すと次にすべき行動が取れなくなったり遅れてしまったりするので余り良いことはありません。

失敗しても「成功に一歩近づいた」と考えることで先に進むことが怖くなくなります。

考え方で行動力に差が出るのであれば、この自己肯定感、高めて過ごしてみた方がお得ではないでしょうか。

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