会議資料やプレゼン資料を作る時に、〇〇さんのを参考にしたら?と言われて、
「真似じゃ面白くないから。自分のオリジナルで作ろう」と思って失敗してしまったことってありませんか?
私はあります・・・・
実は私自身が誰かの真似をするという事にちょっと抵抗があって、『私は私だから』と謎の抵抗をしていたんですよね。
製品や商品をパクることと、成功した人の方法を真似することを同じ意味として捉えていたのかもしれません。製品や商品をパクるのは良くないですけど、他社の成功事例を参考にするって言うのはごくごく当たり前の成功法則です。私にはこの違いも理解できていませんでした。
今回は、自分のプライドを捨てて、尊敬する人や成功している人の方法を参考にすると、早く成長できるよ!という話です。
真似は成長の基本
「子供は成長する時に周囲の行動を真似て成長している」のだそうで「真似をする」と言うのは、子供が成長する過程においてとても重要なものなのだそうです。
確かに、上に兄弟がいる人の方が一人っ子よりもお兄さんと遊んでいる分、大人っぽかったり、言葉使いが異なっていたりしますよね。
子供が社会性を学ぶために「真似をする」と言うことはとても大切で、ごくごく当たり前の成長なのです。
大人になると真似をしなくなる
子供の時には「真似をする」ことは当たり前なのですが、大人になるとともに 真似ること=自分らしくない と感じるようになります。
「誰かの真似をするのは自分を持っていない証拠」と捉える人もいます。
真似をすること=自分に自信がない表れ
と感じるようになり、誰かを真似ることを嫌うようになります。
真似すると成長は早くなる
あなたが何か行動をしようとした場合、その道に先に進んでいる人がいます。学校であれば先輩、職場であれば上司などがそれに当たります。
先輩や上司などは、あなたと近しい道を歩んで今の地位にいるのです。当然成長していく中で失敗もしたでしょうし、怒られることがあったと思います。
仕事であればその業界で先に行っている人は、その業界の市場調査をして、試作を繰り返し失敗と改善を繰り返して今の状態にあるはずです。
その人達を「真似る」と言うことは、実は先人が歩んできた道をすっ飛ばして成長できると言う事になるのです。真似ることで成長が早くなる。と言う理由はここからきています。
逆に、「真似をしない」と選択した場合は。先輩や上司が通った道をほぼトレースし、同じ失敗を経験しながら進まなければなりません。
「自分らしく生きること」と「真似をしないで生きること」意味が全然違うことに気がつくと思います。
”なりたい自分”に近い人を見つける
あなたのなりたい姿は誰ですか?目標に対して先に進んでいる先輩はいませんか?
仕事の仕方は〇〇先輩がいいと思うけど、性格や話し方は〇〇さんが良い。のように複数の人の長所だけを抜き出すことでもOKです。
”良い”と思うところは真似すればいいし、”良くない”と言うところは真似なければいいのです。
まずは”良いところ”を見つける事から始めましょう。
”なりたい自分”は一人の誰かである必要はありません。なりたい自分に近い人を何人も見つけましょう。歴史上の人物でもタレントでも構いません。良いとこ取りをすれば良いのです。
”なりたい自分”は自分のイメージでしかありません、誰かに話すことでも無いので自分勝手に決めましょう。
真似て(学んで)みる
なりたい人物像が見つかったら、積極的に真似をしてみましょう。
その相手が会社の上司だったら、上司の出したプレゼン資料やその時のレジュメなどを徹底的に真似ます。なんだったらそのプレゼンの話し方まで真似てみるのです。
なりたい自分に近い人がタレントさんであれば、そのタレントさんの身振り手振りや言葉の使い方などを真似てみます。
真似から学べること
例えば話し方を真似てくると、自分の話し方や身振り手振りがなりたい人物像に近づいていきます。
考え方を真似ると、あの人だったらこう考えるはず。と自分の中のもう一人の理想の自分ができてきます。
真似を続けていくと、いつの間にかその話し方や考え方が自然に自分のものになっていくのです。
真似る。と言うことは早く物事の本質に近づくことができるだけでなく、それを自分の話し方や考え方として体得することができるようになるのです。
自分らしさは真似の合わせ技
自分が無い = 真似をする と言うわけではありません。理想の相手、なりたい自分像など真似をする対象が複数あることで、それらか掛け算のように組み合わされて自分らしさに変化していきます。
真似を積み重ねていくことが実は自分らしさを作っていく事にもなるのです。
しかもそれは、「なりたい理想の自分」を描いて真似ているわけですから、自分の自信へと変わっていきます。
成長するための真似は、誰かがやっているから私もやる。と言うような流行り物に飛びつくこととは違います。
「理想の自分」をしっかり考え、理想の自分像の先を言っている先輩や上司、著名人などを見本に行動していくことで起きてくる自分の内面の変化です。
誰かを「真似る」は誰かから「学ぶ」と言うことと同じです。
もし真似する事に抵抗があるのなら。学ぼう!と気楽に考えて、少し真似してみてはどうでしょうか。
新しい自分に出会えるかもしれません。
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