インサイドセールスの対応と正しい断り方

会社で仕事をしていると、1日に何本掛かってくるんだろうと思う営業電話、インサイドセールス。

本当に無条件に相手の時間を奪うこの営業方法を私はあまり好きではありません。

メリットのあるインサイドセールスがあることももちろん認識していますが、業務合理化を進めていく中で不要なセールスは非常に迷惑です。電話に対応していると時間は奪われるし、電話対応するために手を止めた仕事を元の状態に戻るまでにはさらに数分間かかります。

少しでも時間の無駄を無くすために、今回は断り方について考えてみました。

インサイドセールスの相手は断られ慣れている

 相手の気持ちを考えると無慈悲に「断る」ということに多少心が痛むことがあるのではないでしょうか。しかし、相手は1日に300件〜400件ほど電話をかけています「断られてからが始まり」ぐらいに思っています。しかもインサイドセールスの担当者は偽名の場合も多いです。まともに向き合っているとこちらの心が疲れてしまいます。

 「相手企業は少ない電話で多くのアポを取ること」を目的としています、何らかのリストで当社が第一段階の見込み客としてリストアップされているから電話があるんです。当社が将来に渡っても見込み客にすらならない旨はしっかりと伝えましょう。

セールストークをさせないこと

 先ほども言いましたが、電話がかかってくるということは相手企業で購入可能性のあるリストに入っている可能性があります。ですので「お宅の会社は〇〇で困っていますよね?」ぐらいの勢いで電話してきますし、すぐに商品の説明を始めようとしてきます。
 商品の説明に入ってしまうまで話を聞いてしまうと、断る理由が多くなってしまい、色々と面倒ですので、商品の話をする前に断りましょう。

相手もプロなので話の主導権を取ろうとします。こちらも怯まずに対応しましょう。

断りのトークを決めておく

 セールストークに入る前に断るのがベストですが、突然の電話だと何を話していいのかわからなくなってしまう場合もありますので、あらかじめ失礼にならない断りの文句を決めておきましょう。オフィスの電話で言い争いになったり、乱暴な言葉遣いになってしまうと自分の評価も下げてしまうことになりますので、最初から決めておいたほうが無難です

ポイントは

 ・セールス電話でも、電話を頂いた謝意を伝える
 ・はっきりと不要だと断る
 ・名簿から削除の希望を伝える

例えば

「お電話頂きありがとうございます、当社ではすでに対応済みで、必要としていませんのでお断りいたします。電話リストに記載されているようでしたら、削除をしていただけますか」

丁寧に返答するとこんな感じです。

必要最低限の内容で返答すると

「そのような商品は必要ありませんのでお断りします」

となります。

社内で決まり文句のように対応しておけば問題は起こりにくくなります。

中途半端な断り方は泥沼化する

「後ほど検討します」

「こちらから電話差し上げます」

「今時間がないので・・・」

「上司の許可が必要なので・・・」

などの断り方はNGワードです。
このような返答は流石に相手方も準備していますし、丁寧に断っても感の鈍いセールスマンだと本当に後で電話かけて確認してきたりします。

何度も時間を奪われることになるので、”お断りします”の文言はきちんと伝えましょう。

担当者の氏名や直通の番号などを聞かれることもあると思いますが、教える必要はありません。

そもそも正規ルートでアポイントがあれば名刺交換をしていて担当者や電話番号はわかるはずです。

まとめ

 一度お断りをしても何度もかかってくる場合は「特定商取引法第17条」(再勧誘の禁止)に違反しますので

「先日お断りしております。この電話は特商法違反なので消費者センターに報告します」

と伝えましょう。

少々乱暴ですが、時間を何度も奪われるよりはマシですよね。

毅然とした対応で自分たちを守りましょう。

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